暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos32神さまにお願いしよう〜Interval 1〜
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る中じゃ、この世界、この国だけっぽいんだよね。だからこういう風にその異世界特有の何かを経験できると嬉しいんだよ♪」

アリシアちゃんもルンルンスキップでシャルちゃんの隣に並んでくるっと振り返る。そして2人でビシッとポーズ。フェイトちゃんがすかさず「アリシア可愛い・・・!」携帯電話のカメラでピロリン♪と撮影。
人形態になって着物に着替えたアルフさんが「ほら、フェイト。アリシアと並んで」フェイトちゃんから携帯電話を受け取って、2人のツーショットをピロリン♪と撮影。という私も「シャルちゃんも可愛いよ♪」自分の携帯電話でピロリン♪と撮影。

「あとでデータちょうだい、なのは」

「うんっ」

そこからちょっとした撮影会に発展。みんな携帯電話を片手に写真を撮り合いっこ。シャマルさんがはやてちゃんから携帯電話を借りて「家族写真ですね♪」上機嫌ではやてちゃんやヴィータちゃん達を撮影。

「えっと、この角度かなぁ・・・?」

とそんな中、シャルちゃんが自画撮りを始めた。携帯電話を頭上に掲げて、いろんな角度から納得のいく写真を撮り続ける。そして「よしっ。これがベストかな」って納得できる写真が撮れたようで、「どんなの?」って私とアリサちゃんで覗き込んで見て・・・ギョッとした。

「ちょっ、あんた、これはダメ!」

「見、見、見えちゃいそうだよ、その・・・アレが!」

そう言えばシャルちゃん、着物をちょこっと着崩してる。だからか頭上っていう角度から撮ったものは胸が見えちゃいそうなギリギリな写真で、それが携帯電話のディスプレイに映し出されてた。しかもそれだけじゃなく、写メールとしてあるアドレスへと送信する寸前。送信先のあて名は「ルシル君に送るつもりだったの!?」だった。

「あんた、痴女になるつもり!? というか、こんなあからさまなアプローチは逆に引くわよ!?」

「ちじょ?・・・えっと、アリサちゃんの言う通りだよ、シャルちゃん! ルシル君ってそういうのは嫌いだと思うし!」

「えー? ルシルだって男の子のなんだから、積極的なアプローチに弱いんじゃない?」

告白を断られてもなお前向きなシャルちゃんには感動を覚えるけど、少しは自重しようね。私とアリサちゃんの様子に、「ルシル君は、オーディンさんと似た価値観を持ってるから、私なら判定できるわよ〜」シャマルさんがそう言って、私とアリサちゃんの間からディスプレイを覗き込んだ。一瞬の硬直。すすいーっと流れるように離れたシャマルさんはニコッと笑顔を私たちに向けた後・・・「うん、ダメ♪」両腕をバッテンにした。

「ダメよ、シャルちゃん。これはさすがにダメ」

シャマルさんがひどく真剣な面持ちだから「どれ」シグナムさんやリインフォースさんも覗き込んで「ダメだな」うんと頷いた。はやてちゃ
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