暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos32神さまにお願いしよう〜Interval 1〜
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詣に行く予定を立ててた。シャルちゃんは誘うまでもなくついて来る(ちゃんと誘うけど、うん)と思うけど、はやてちゃん達はちょっと判らない。だから訊いてみた。

「えーっと、予定ってゆうほどでもないんやけど、本局のスカリエッティさんのトコに行こうかなって・・・」

はやてちゃんが自分の乗る車椅子を押してるリインフォースさんに振り向いてそう答えたら、「ドクターのところに? なんでまた」シャルちゃんが首を傾げる。はやてちゃんは「えっとな――」大まかに話してくれた。ドクターさんに、リインフォースさんに代わる“夜天の魔導書”と剣十字杖“シュベルトクロイツ”の開発を依頼しているって。そのことについてのお話をしに行くつもりだって。

「そっか。良かったら一緒に初詣に行こうって思ってたけど・・・」

「あー、うん。そうやなぁ〜・・・」

私とすずかちゃんが、一緒に行きたいなぁ、って視線をチラッチラッとはやてちゃんに向けていると、「明日に回そうじゃないか、はやて」ルシル君がはやてちゃんにそう提案した。

「今は少しでもリインフォースと思い出を作るのが良いと思うんだ。だから、今日くらいはゆっくりと休もう」

「そ、そうだよ、はやて! 祝いの日なら、やっぱ目一杯楽しまなきゃダメだと思う!」

「そうですよ。初詣というのも気になりますし。はやてちゃん。私たちも行きましょう♪」

ルシル君とヴィータちゃん、シャマルさんにそう言われたはやてちゃんは少し考えた後、「そうやな。うん。その通りや。今日一日、のんびりしよか♪」そう言って八神家のみんなに満面の笑みを向けた。こうしてはやてちゃんたち八神家も初詣に参加することになった。
今日の予定を大まかに決めた後は、昨晩はすぐに寝入っちゃったから入ることが出来なかったお風呂を、ルシル君とザフィーラさんを除くみんなで入って(男の子なルシル君は私たちの後で入ったよ、もちろん)、お正月の定番、おせち料理をご馳走になった。そして・・・

「――そんじゃ、初詣に向けて衣装選びしないとね! 幸い、私たち人数分の着物が揃ってるから、早速着替えましょ♪」

アリサちゃんがそう胸を張った。着物で初詣。ますますお正月っぽくなった。こうして私たちはアリサちゃんのご厚意で着物姿に着替えることに。クローゼットルームっていう特別な部屋に集まって色とりどりの着物に着替えた私たちは、応接室で待ってるルシル君とザフィーラさんの元に向かう。

「ふんふーん♪ えへへ♪」

私たちの先頭をスキップで進むシャルちゃんに「シャルちゃん、すっごく機嫌が良いね」そう言うと、シャルちゃんはくるっと振り返って「異世界の服ってドキドキするんだもん?」ってドキってなっちゃうほどに可愛い笑顔を浮かべた。

「あー、判る、判る。着物ってわたしが知って
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