第7章:過去から未来への歴史
第17話:田舎に泊まろう
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いけど共に戦った仲間との別れで、それなりに気を遣ったのだろうか?
まぁ他の奴等はどうでも良いんだけどね。
問題なのはオイラの横で静かに寝息を立ててるリューラの事なのだ。
何が問題かって……可愛すぎますよ!
起きてる時も可愛いし、笑ってる時など最高に可愛いが、寝顔も可愛すぎてオイラの心は興奮状態!
人間になってまだ日が浅く、よく解らない衝動が身体を駆ける時がある。
特に寝る前……ベッドに入りリューラの事を思いだしてる時などに訪れる。
そうするとなかなか寝付けなくなり、翌日の旅に支障があると思い、以前アニキに相談した事があるんだ。
そうしたら『あぁ……それは性欲だ。リューラとエロ事をしたくて、お前の“エノキ”が“シメジ”まで膨らんで、欲求を満たさないと落ち着かなくなるんだ』と教えてくれた。
確かに、リューラの可愛い寝顔を見てたらオイラの○○○が膨らみ、どうにも落ち着かなくなっている。
勿論アニキからは対処法を教わっており、何時もの様に個室で宿泊していれば対応する事も出来るのだが……現状では不可能に近い。
だって、その対処法が……
『オナ○ーしろ! 本当は目的の女とセッ○スするのが一番なのだが、お前等、そこまでの関係になってないんだろ? だとすると一方的に性欲解消を強請れば、リューラの性格からして激怒するだろう。だからお前は人知れずオナれ! 人に見られると恥ずかしい事だから、誰も居ない場所で励めよ』
と言うわけで……
オイラは夜中の宿屋を抜け出して、人気のなさそうな場所を探す。
幸か不幸かこの村は田舎なので、村民は早々に就寝……民家も疎らで誰にも見られない茂みが多数あった。
狐の時にはこんな衝動は訪れなかった。
交尾は子作りの為であり、発情期という名のサイクルが巡ってきて事をなすのだ。
だが人間は常時発情しており、その切っ掛けがあると発散せねば苦しくなる。
何時もリューラの事を考えながら励んでおり、時折だが彼女の名を口走る事もある。
アニキも言ってたが、確かに恥ずかしい……
誰にも見られたくないのは事実である。特にリューラには……
しかしオイラは浅はかだった……
「あ、ごめんアロー……急に宿屋から居なくなるから、心配になって……ごめん……」
「リュ、リューラ!?」
宿屋を静かに抜け出したつもりだったのだが、歴戦の戦士であるリューラには簡単に察知され、オイラは後を付けられたみたいだ……
そしてまさに励んでる最中に……しかも彼女の名を呟いたタイミングで、こんな恥ずかしい姿を目撃されてしまった!
「あ……ち、違うんだ。違うんだリューラ……その……これは……」
「い、良いの……大丈夫だよアロー。解ってるから……アローだって男の子だもんね…
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