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(仮称)ハイスクール神殺し
話数的には三話目だが、プロローグ的な何か
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 そう言うとズェピアは、ドSが浮かべるような、恍惚とした笑みをパンドラに向ける。


「あう!? そんな怖い笑顔より心から楽しんでる様な笑顔見せてもらえないかな!? てか天の鎖の縛りがドンドンキツくなってきてるんだけど!?」
『(ヤベ、超楽しい)いいじゃん。ワタシが楽しみつつドSになるのは親しくて認めた相手だけだぞ?』
「認められて且つ親しいと思われてるのはママ的にとてもとても嬉しいんだけどママドMじゃないからね!?」
『因みに相手で且つ、シチュエーションよってはドMにもなったり。今の所その相手はママのみだったり』
「嬉しいような嬉しくない情報だよ!? 私ドSでもないからね!?」


 ズェピア(息子)のトンデモ暴露にパンドラ(ママ)タジタジである。と、此処で腹を抱えて大☆爆☆笑☆していた四柱の中からアテナが出てきて二人に声を掛けた。


「パンドラ……ククッ……ズェピア……クハッ……そろそろ良いか?……フフッ」
「あ、はい」
『うむ。流石にやり過ぎか』


 そう言ってズェピアはパンドラの縛りを解き、正座させていたパンドラの手を取って立たせた。因みに、メルカルト、ペルセウス、ウルスラグナの三柱は未だに爆笑中である。


「ゲフッゲフッ……うむ、幾分か落ち着いたな……。さて、ズェピア、そろそろアナタをハイスクールD×Dの世界に転生させる」
『ああ、そう云えばワタシの転生先はハイスクールD×Dであったな。すっかり忘れていた』
「まあ、前の世界で一万年弱過ごせば忘れもするでしょ」
『ママを弄るのに夢中になりすぎて』
「ってオイ! そんな理由かよ!?」
『む、そんな理由とは聞き捨てならぬ。ワタシにとっては転生する事と同じ位大切な事だ』
「そこまで大切じゃあ無ぇと思うんだけど!?」
「ククッ……こらこら、パンドラもズェピアもよさぬか。取り敢えず説明するぞ。まず転生先の種族。妾達が勢いで魔力量をとんでもない量にしてしまい、向こう(ハイスクールD×Dの世界)の人間では耐えられぬ故、サーヴァント的な種族として転生させる。次に転生する時期だが、原作が始まる前。詰まりは原作の主人公である兵藤一誠が堕天使レイナーレに殺されるより前なのは確実だ。但し、どれほど前かは分からぬ。カンピオーネ!の世界と同じ程(三十万年近く)前やも知れぬし、殺される直前やも知れん。今現在神界(此処)での取り決めで、転生先と転生時期はサイコロか籤で決める事になっている。と、云う事でこの籤を引け」


 そう言うと何処からとも無く30cm四方の穴あきの箱を出現させるアテナ。紙籤らしい。
 ズェピアは無言で頷くと、箱の上面の中央に空いた穴に手を突っ込み、ゴソゴソと探った後、三角に折られた籤紙を取り出し、普通の籤の紙と同じ要
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