第一部『I AM PROVIDENCE〜機神爆誕!魔を断つオバカ伝説の始まりだゾ〜』
第1話「始まりってのはいつも唐突に起きるもの」
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方にこそ相応しい・・・いえ、貴方にしか出来ない事なのですよ?野原神之介さん」
「・・・えーっと、とりあえず立ち話でもなんですし・・・狭い部屋ですけど中に入って話しましょうか」
2人の男女を部屋に案内し、座らせる。お茶がないので、とりあえず水道水を3つテーブルに置いた。
「自己紹介がまだでしたね、私は覇道瑠璃。そしてこちらは執事のウィンフィールドです」
「どうぞお見知りおきを」
「・・・へ?」
自己紹介をし、軽く会釈する二人にオラは目をパチクリさせて間の抜けた声を出した。・・・今なんていいました?
はどう・・・瑠璃?
はどう・・・?
覇道!?
「覇道ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!?覇道ってあの覇道!?覇道財閥ぅ!?」
「え、ええ。野原さんの言うとおりです」
シャウトしながら問いかけるオラに彼女は名刺を手渡す。そこに書かれていたのは・・・、
「覇道財閥総帥 覇道瑠璃」
と書かれていた。
ま、ま、ま、マジでかァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?あの覇道財閥がオラの所に!?この貧乏万事屋のオラの所に!!!?コレは夢なのか?現実なのか?それを確かめるにはこれしかない。
「ふんぬぅ!!!!」
「え!?ええええええええええええええええええええ!!!?何をやってるんですのォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!?」
机の角に思いっきり頭をぶつける。その際に、女性がツッコミのシャウトをしたが気にしないでおこう。・・・だが、一つ誤算が・・・小さい頃に母ちゃんにゲンコツされまくって、超絶なほどに石頭だったということだ。当然、痛みはやってくる筈もなく、テーブルの角が逆にへこんだ。コレじゃダメだ。
「すんません、そこのひつじさん。オラを思いっきり殴ってください」
「オイィィィィィィィィィィィィィィィ!?何言ってますのォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!?後、それを言うならひつじではなく執事ですわッ!!!」
ひつじさんにオラを殴ってくれるように頼む。再び女性のシャウトが。だが、一向に聞かない。
「分かりました。私でよければ・・・ぬん!」
「ぶげら!?」
衝撃、激痛。良かった夢じゃないや。あれ?何か首が180度回って・・・あれ?意識が遠のくゾ・・・。
「ウィンフィールド、貴方やりすぎィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
−暫くお待ちください・・・。
「先ほどは取り乱してすんません。・・・でオラの様な万事屋に依頼って?」
あの後、危うく『野原神之介』としての人生にカーテンコールを下ろしかけたが何とか一命を取りとめ現在に至る。
あ、あと覇道財閥について説明をしておこうと思う。
覇道財閥。アーカムシティに暮らしてい
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