第7章:過去から未来への歴史
第15話:国造り
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さだけかな? こればかりは如何に完璧イケメンな僕でもどうしようもない」
「よく言うよ……」「アンタの欠点は女癖の悪さだろ!」
リュカさんの台詞に男性陣(オイラとトルネコを除く)から不平が上がる。
「ほざいてろ、二流・三流のイケメン共。現実が僕を一流のイケメンと認めてるんだ」
二流は兎も角、三流のイケメンて既にイケメンではないだろう。
「さぁ皆さん。今日は泊まっていっていただけるのでしょう? 腕に縒りを掛けてご馳走を作りますので、食べていって下さいね」
「あ、いや……ネネさん。僕等はライアンを送り届けなきゃならないから……」
「そんなことは明日でも大丈夫でしょ?」
「そうですよリュカさん。シンさん達とは兎も角、リュカさん達とは永遠の別れなんですから、今晩は我が家へ泊まっていって下さい。まぁ一晩以上はポポロに悪影響でしょうから、丁重にお断りしますけど(笑)」
「……じゃぁ、お言葉に甘えて」
ポリポリと頭をかきながら申し訳なさそうにリュカさんがトルネコ家への宿泊を決定する。
普段だったら嫌がられても泊まり込む様な人なのに、今回は何で遠慮したんだろ?
「じゃぁネネさん、私もお料理を手伝います。コイツ等よく食べますから、一人で作るのは大変ですよ」
「お客様に手伝わすのは心苦しいですが、ビアンカさんの仰る通りみたいですねでお願いしますね」
ゾロゾロとトルネコ宅へ入ると、ビアンカさんが常識的提案で良い奥さんを表した。
それを見たロザリーとシンシアも「では私もお手伝いします」「人手は多い方が良いですよね」と言って協力を志願。
リューラも常識人だから志願するのかと思い視線を向けた……が、
「わ、私は……あまり料理が得意じゃないから……」
と恥ずかしそうに俯いてしまった。
何とかフォローせねばと思い、
「じゃぁオイラと一緒に、出来上がった料理を運ぶ手伝いをしようよ」
と誘い、リューラの笑顔を取り戻した。
リュカさんやアニキだったら多分こんな感じでフォローすると思うんだよね。
どうやら正解だったみたいで、リュカさんがオイラの横を通り過ぎる時に「お前やるなぁ」と褒めてくれた。
アニキも「女一人の心を掴んだくらいで良い気になるなよ(笑) リュカ家の男になるには一人だけじゃダメなんだゼ」と笑いながら褒めてくれた。
ヤベェ……凄ー嬉しい!
アローSIDE END
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