第7章:過去から未来への歴史
第15話:国造り
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ば会う事が出来る。もうお前等は仲間だろ。何時だって会えるさ」
既に歩き出してたリュカは、私達に顔を見せる事なくシン達と再会できる事を約束する……だけど、
「そうだけど、リュカ達とは二度と会えないのよ! もっとちゃんと……」
「長生きすりゃ会えるよ……じゃぁね」
そしてリュカを先頭にリュカ家はサントハイムから出て行った。
何時でも会えるシン達は『じゃぁまたね』と挨拶してくれたのに、リュカ家は何も言ってくれなかった。
本当はもっと色々話したかったのに……
最後の別れを惜しみたかったのに……
アリーナSIDE END
(エンドール)
アローSIDE
「お帰りなさいお父さん!!」
ポポロがトルネコに抱き付き、無事帰宅した事を喜んでいる。
トルネコが相手では嫌だが、親のないオイラには羨ましい。
人間の事を大分勉強したオイラの結論としては、リューラと結婚すればリュカさんがオイラのお義父さんになるらしいのだが、あの人に抱き付くのはちょっと……向こうも嫌がりそうだしね。でもビアンカさんには抱き付きたいと思うのは何故だろう?
「おいウルフ……何であの饅頭デブに、あんな美人が嫁として存在するんだ? 何かの間違いか、あの女は盲目なのか……どちらかじゃないと説明できないだろ!」
「デスピーさん……気持ちは解るが、これが現実です。アナタの子孫がアレなのも、饅頭デブの妻が絶品なのも、全て現実です。受け入れて下さい」
「お前の彼女が美女なのだって十分驚愕だぞ。それ解ってんの?」
「同じ顔のお前が言うのか、それを?」
「そッスよリュカさん。美男美女の組み合わせじゃないッスか!」
「外見はね……」
「何だとコラ!? 中身だって凄いんだよ俺は! 魔族の軍団を率いてたんだぞ……王だったんだぞ!」
「でも彼女が嫌がる世界征服を敢行してたじゃん。彼女の嫌がる事を生き甲斐にしてたじゃん! 何、彼女の嫌がる事が生き甲斐の男って?」
「そ、それはそうだが……それでも俺の心に惚れてくれてるんだよ!」
「つまり彼女もソレでしょ」
「つまり男は見た目じゃないって事リュカさん?」
トルネコの中身に惚れるのも如何な物かと思いますが……
「外見がいくら良くても、中身が悪きゃ夫としては失格だよ。トルネコの家族を思う心は合格点だ……商人としての貪欲さも、僕は嫌いだが合格だし……欠点はあの腹だけだろ」
何時も自分の事を『イケメン』と評してたから、男の最優先条件は外見だと言うのかと思ってた。
「ちなみに……外見も中身も歌声も最高な僕は、絶世の美女で在るビアンカの夫として完璧だけどね! まぁ僕にある欠点と言えば、トラブルに見舞われる運の悪
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ