第六十三話 Dynamo
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く縦一文字に真っ二つとなるルイン。
普通のレプリロイドであればこれで終わっているだろうが、今のルインはレプリロイドの物差しで計れる存在ではない。
ルイン「ククク…」
真っ二つになった身体が即座に接合する。
ダイナモ「真っ二つにしても駄目なのかよ…」
ルイン「その程度の力で我の命を奪えると思っているのか?」
ダイナモ「全く…これじゃあどっちがイレギュラーなのか分から無くなってきたね……」
再びぶつかり合う両者、ダイナモはこれでは埒があかないと判断し、一気にケリをつけるべく疾走した。
ダイナモ「(頭を吹っ飛ばしてアースゲイザーで粉微塵にしてやる!!)」
一気に斬り上げ、アルティメットセイバーを弾き飛ばす。
ダイナモ「とどめ!!」
ダイナモがルインをもう一度真っ二つにしようとDブレードを振るおうとした瞬間、ルインはニヤリと笑うと手刀を構えると凄まじいスピードでダイナモの懐に入り、ダイナモの右腕を切断した。
ダイナモ「っ…ぐうぅ…!!」
痛みに顔を顰めながら膝をつくダイナモにルインは手に付着した人工血液を舐めとりながらますます笑みを深くしながらダイナモに歩み寄る。
ダイナモが右腕を奪われてからは一方的であった。
ルインに腕をもがれた状態で一方的に弄られるダイナモ。
ダイナモ「がふっっ!!」
息も絶え絶えに倒れ伏すダイナモを心底楽しそうに眺めながらルインは馬乗りになってダイナモの首を締め上げる。
ダイナモ「ぐっ…ぐああああああああっっ!!」
ルイン「ククク…ハーッハッハッハ!!!!」
周囲に響き渡るは苦痛に絶叫するダイナモの悲鳴と、狂気に支配されたルインの哄笑。
しかし…。
『ストップ!!』
突如光が2人を覆ったかと思うと、2人の姿は何処にもなかった。
ダイナモ「ん…?ここは…?」
ダイナモは目を覚ますのと同時に、辺りを見回す。
「目が覚めた?」
ダイナモ「!?誰だあんた」
気配を全く感じさせなかった女性にダイナモは警戒するが、女性は笑みを絶やさずにダイナモに指を向ける。
「どうやら怪我は大丈夫のようだね」
ダイナモ「え…?」
自分の身体を見るとルインから受けた傷が癒えていた。
ダイナモ「あんたが直したのか?」
「ま、そんなとこ。まさかルインちゃんのアーマーにあんな欠陥が出るとはねえ、アーマーを再現し過ぎたか…」
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