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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十五話
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僕達は立ち上がりサレを見るも、その圧倒的過ぎる力にそう声を漏らす。
そしてそんな僕達を見てらサレは両手を広げて不気味に笑いながらそう声をあげる。
その狂ったような笑い声と様子に…僕は不覚ながらも…『恐怖』を感じた…。
「フヒャヒャ…さて…もう君達との差もわかったし…此処で終わりにしてあげようかな」
「っ!…皆…っ!」
サレは不気味に笑ったまま僕達を見ると静かにそう言って、僕達に向けて右手を向ける。
先程までの攻撃動作と変わらない筈なのに…僕はその動作に今までとは全く違った危険を感じ、皆に声を掛ける。
「ぐっ…うぅ…っ」
「っ…コイツは…ヤバいねぇ…っ」
「……っ…衛…司…っ!」
…だが、皆受けたダメージのせいか立ち上がれてはいるがその場から動けずにいた。実質僕も…今、なんとか立っている状態で避けるどころか、防ぐ動作ができない。
っ…こんなところで…終わるなんて…っ!
「ヒャハっ!さぁこれで…死ィ──……っ…どうしたんだい、ラザリス…?」
「……?」
サレの攻撃がくると、なんとか身構えようとした瞬間、サレは突然向けていた右手を額にあてて何かを呟き出す。
そのままサレはしばらく呟くと右手を下ろし、小さく溜め息を吐いて口を開いた。
「…やれやれ、ラザリスから『止め』が入ったよ。君達…特にディセンダーのメリアちゃんと、イレギュラーの衛司君は余程気に入られてるみたいだね。『君達は僕が手に入れるから手は下すな』…だ、そうだよ。おかげさまで、僕に帰還命令が入っちゃったよ」
「っ…僕達を…見逃すって…今度は…何を企んで…っ」
口元を僅かに吊り上げてそう言ってきたサレに、僕はサレを睨んでそう言葉を出した。正直今この状況で出すべき言葉ではないとわかってはいるけど…一度サレに捕まった身としては、あのサレが『命令を受けただけ』で弱り切った僕達を見逃すとは思えなかったのだ。
そんな僕にサレは視線を向けると口元を吊り上げたまま言葉を出した。
「この事に関しては別に何も企んじゃいないよ。…ただ他ならぬ『彼女』からの命令だからね、僕はそれに従うだけさ。それに…僕が本当に潰したいのは君達じゃなくて、ヴェイグだからね」
サレはそう言うと僕達に背を向けて歩き出した。
『彼女』って…多分、ラザリスの事なんだろうけど…サレはラザリスの命令には従っている、って事なのだろうか…?
僕達はそのままサレに警戒していると、サレは崖の前まで歩くと立ち止まり、崖の方に向けて手を伸ばす。するとサレの目前、崖の前に結晶で出来た大きめな扉が現れ、サレは僕達の方へと振り返った。
「さて…衛司君にメリアちゃん…それにア
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