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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十五話
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れていただろう起爆札がメリアの指の音に反応して爆発を起こし、落とされた距離故当たってはいないだろうけど、その爆発量にサレの周りはそれで生じた煙に包まれる。
「これで……紫電滅天翔っ!」
僕はその煙の中に飛び込み、サレから姿を隠しながらも、先程サレの声の聞こえた場所に雷を纏った星晶剣を奮う。
幾らサレと言えど、この煙で視界を奪われているなら対応はできない筈っ!
だが……
「成る程…爆煙を利用して僕から姿を消し、同時に僕に攻撃を仕掛けてくるとはね…」
「なっ…!?」
奮った星晶剣から確かに当たったはずの感触がしたが、その向こうでは平然としたサレの声が聞こえた。
そしてそのまま徐々に煙が失せていき、見えたのは…結晶に覆われた左手で星晶剣を掴み、防いだサレの姿だった。
「うん、なかなか利口じゃないか。確かに、僕のこの力は『相手が見えなければ』意味がない。でも残念だったね。幾ら視界を奪おうと攻撃が当たらなければ…逆効果さ」
「くっ…!」
星晶剣を掴んだままサレはゆっくりと顔を向けるとそう言って、口元を吊り上げていく。
僕は急いでその場を退こうとするが、サレに星晶剣を掴まれたままでいる為に退けれない。
サレはそのまま空いている右手を僕の方へと向けてくる。
「っ!…ライトニング─「ヒャハーッ!遅いね、『ジル・ウィンドランス』っ!」─うあぁあぁぁっ!!」
「…衛司…っ!」
サレから向けられた手に僕は防御する為にライトニング・シェルを張ろうとするが、それよりも早くサレの右手から結晶の混じった風の槍が放たれた。
間近でもあった為、僕に防ぐ手段も避ける手段もなく、僕は風の槍に直撃して飛ばされ、それを見てメリアが僕を受け止めようとその場を跳ぶ。
だが…サレはそれを見逃しはしなかった。
「ヒャハハ、君なら彼を助けにいくと思ったよ?ジル・ゲイルスラッシュっ!」
「っ…ぁぁぁあぁっ!」
「ぐっ…ぅあぁあぁぁぁっ!」
メリアが僕を受け止めた直後、それを見計らったようにサレが僕とメリアに向けて風と結晶の混じった刃を放つ。
僕はサレの攻撃を受け、メリアはその僕を受け止めている為防ぐことが出来ず、僕達はサレの放ったその風と結晶の刃に巻き込まれ、アスベルとレイヴンさんが飛ばされた壁まで叩きつけられた。
「っ…はぁ…はぁ…強…過ぎる…っ」
「ぐっ…これが…ジルディアの…ラザリスの力…なのか…っ!」
「フヒ…フヒャヒャ…ヒャハハハハっ!圧倒的、圧倒的過ぎるじゃないかっ!これこそが力…僕の欲しかった力だぁっ!ヒャァァハハハハハっ!」
与えられたダメージになんとか耐えながらも
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