マクロスF
0715話
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業を行っていると、地上にいるルカから声が掛けられる。
「アクセル君、さっきバジュラに何か特別な弾頭でも使いましたか?」
「いや、標準的にこの機体に装備されている弾頭だが」
「おかしいな。標準弾頭でバジュラのエネルギー転換装甲を2匹分纏めて貫通するなんて出来無い筈なんだけど……」
この辺、さすがVF-25を開発したL.A.Iの技術開発部の特別顧問といったところか。自分達が開発した機体や武器だけに、そのスペックは十分承知している。
まぁ、バジュラ2匹を貫通した弾丸は全弾海の方に飛んでいったから、見つけるのは非常に難しいだろうし、あるいは見つけて調べたとしても何の異常も見つからない筈だ。それは俺の機体が持っているガンポッドも同様で、精神コマンドという能力を理解しない限り攻撃の秘密を知る事は出来無いだろう。
だが、疑われて妙なボロを出すのもごめんなので、話を逸らす。
「けど、何でこのアイランド3にバジュラが来たと思う? お前の所でもバジュラについての解析は任されているんだろう?」
「うーん、残念ですが分かりませんね。アイランド4に向かったのなら僕達が確保した巣を取り返しに来た可能性もあるんですけど」
小さく首を傾げるルカ。
……もしかして、最初はバジュラも巣を取り返すつもりでフロンティア船団に向かって来たけど、その途中でどうにかしてアルトを見つけて、そっちの確保を優先した……とかか? いや、まさかな。ちょっと無理がありすぎるか。
内心でふと思いついた馬鹿な考えを一蹴し、その時になってようやく避難警報が解除されている事に気が付く。
俺がアイランド3に進入してきたバジュラを全部片付けたからか、あるいは外で陽動とかをしていただろうバジュラを新統合軍やS.M.Sが片付けたのか。どちらにしろ、何とかなったのは良かったと言うべきだろうな。
だが……
「この状態で映画の撮影、出来るのか?」
島の至る所がミサイルやビーム、弾丸により荒れ果てているような状況である。この状態で映画の撮影を続けるとしたら相当困難じゃないんだろうか。
そう思いながらも、取りあえずはS.M.Sへと通信を入れる。
尚、後日他の島で映画の撮影は続行され、マクロス・ゼロを主題にした映画鳥の人は無事に撮影を完了して公開される事になる。更に、ランカがヒロインでもあるサラの妹役でもあるマオとして出演することになり、一躍トップアイドルとして超時空シンデレラと呼ばれるようになっていくのだった。
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