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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十一話
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るイフリートが此方を見て驚きの表情を浮かべる。

だけど…まだまだっ!


「っ…伸びろ…伸びろ…伸びろ、伸びろ、伸びろぉおぉっ!」

確実に一撃でイフリートを止める攻撃。それを与える為に、光を纏う星晶剣を更に、更に大きくさせる。
そして…その大きさは遂に、このフロアの範囲ギリギリまでとなった。
これなら…行けるっ!


ジュードとレイアはそれに分かったのか、お互いに頷いた後すぐさまその場を後退する。

残ったのは…その星晶剣の質量に呆然とするイフリートだけだ。



「これで…終わりだ…っ!――星晶、閃光斬っ!!」



『グ…ォオ…オォオォォォォオっ!?』



二人が星晶剣の斜線上から放れたのを確認し、僕はイフリートに向け、光を纏い、巨大化した星晶剣を振り落とす。
その質量に、呆然としていたイフリートは逃げる事も、防ぎきる事も出来ず……その光の一閃に雄叫びと共に包み込まれた。









―――――――――――――






『――ぬぅ…そうだったのか…。礼を言う、人間』



「ぁー…いえ、お気になさらず」



――あの後、イフリートを無事、元に戻す事が出来た。
結構ジルディアの浸食が進んでて不安だったけど…なんとか成功し、今、こうしてお礼をされていた。
イフリートが正気に戻った事で火山の温度も落ち着きだした。やはり、原因はイフリートの暴走だったらしい。

因みにジュードとレイアは今、後ろの方でロッタの回復をしている。
あの一撃の後、ロッタは魔力切れとマナの消費で座り込んでしまった。
意識はあるし、様子も安定してるから大丈夫、らしい。


「――それにしても…イフリート。まだキバは残っているとしても、此処のジルディアの浸食はディセンダーが一時的とはいえ治した筈です。…何故、浸食が…?」


『――ぬ…?ヴォルトか…人間に使役されたとは聞いていたが、まさかこの小僧だったとは。…その事なのだが……数日程、前だったか。…一人の男が此処に来て、な』



不意に僕の身体からヴォルトが現れ、イフリートに問うと、イフリートはヴォルトを見て少し驚いた表情を浮かべた後、思い出すような仕草を見せた後そう言い出した。

一人の…男…?


『身体から結晶を生やした目つきの悪い妙な男だったな…。我は少々警戒して見ていたのだが……あの男、どうやら我が居る事が分かっていたようでな…。戦ったのは覚えているのだが…それ以降の記憶は無い』


「多分その時に、ジルディアの浸食を受けたのかな…。だけど…身体から結晶を生やした目つきの悪い妙な男…?」


「……ラザリス、では無さそうですね、主」


イフリートの話
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