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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十一話
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たマナを渡す。
そんな事したらロッタの魔力はつき、本当に無防備となる。いや、それ以前に身体が…
「…安心しなさい。私はアンタと違ってそこまでやわじゃないわよ。…それに…『私を守る』って言ったんだから、魔力尽きてる私を、ちゃんと守ってくれるんでしょ?」
「それは……分かった」
ロッタの言葉に僕は迷いながらも、頷いてそう答える。
彼女の身体が心配だけど…此処まで言われたら、彼女の意思を止める事は出来ないだろう。
それに…彼女に遠回しなりに信頼されてるんだから…此処はちゃんと守ってみせる。
ジュードとレイアも迷いを見せるけど、ロッタの意思が分かったのか小さく頷く。
「よし…それじゃ、ジュードとレイアは私が衛司にマナを渡すまでのイフリートの足止めをお願い」
「分かった。二人とも…あんまり、無理しないでね」
「うん。皆、一緒に帰るんだよっ!」
ロッタの言葉にジュードとレイアは頷きながらそう言うと、武器を構えてイフリートに向けて走り出し、イフリートもそれに対応するように迎え撃つ。
「…衛司…チャンスは一回よ。ちゃんと、これで決めなさいよね」
「うん…分かってる。…これで…絶対に決めるっ!」
「なら…行くわよっ!…我が力、我が魔力を…今此処に…」
ロッタの言葉にしっかりと頷いて答えて星晶剣を持つと、ロッタも頷いて杖を構えて詠唱を始める。
ロッタが詠唱をしていくと、徐々に構えた杖の先に光が集まり出す。
「…っ…我が力よ…我が生命力よ…今此処に集いて…かの者に与えるべき力を…っ!」
詠唱をしながら僅かにロッタの表情が変わる。魔力とマナの消費の疲労…彼女には今、それが来ているのだろう。
だがそれでも、彼女は詠唱を止めず続け、杖に光を集めていく。
そして…杖に集まる光が大きくなった所で詠唱は終わり、ロッタが僕を見て口を開く。
「…行くわよ、衛司っ!しっかり…受けとんなさいっ!」
ロッタはそう言うと、杖に集まった光を僕の方に向けて杖を奮い、飛ばしてきた。
僕はロッタに一度頷き、星晶剣を飛んでくる光に向け、吸収させる。
「っ…う…おぉおぉぉぉっ!」
ロッタの渡してきた膨大な魔力とマナ。それを星晶剣で受け取った瞬間、かなりの重みが星晶剣に入ってくる。
っ…だけど…これぐらいっ!
「っ…変われ…星晶剣っ!」
重みを増した星晶剣をなんとか空に掲げるように振り上げ、僕は声を上げる。
そしてそれに反応するかのように、星晶剣は光を帯び、その刃を大きく、長く変えてゆく。
その変化に気付き、前で戦っていたジュードとレイア、それに暴走す
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