第八章
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に首を傾げてきた。
「一緒ではないのか。では聞きたい」
「はい」
伊藤にさらに尋ねてきた。
「お母上はどうされたのか」
「亡くなられたとのことです」
祥子に言われたことそのままであった。
「何でも」
「亡くなられたか」
「元は赤坂におられたそうです」
「赤坂か」
副長の目がさらに顰められた。
「東京の赤坂だな」
「その通りです」
「わかった。それではだ」
彼はさらに伊藤に問うてきた。
「さらに聞きたい」
「はい、何でしょうか」
「お父上はどうされておられるか」
話の最も重要な部分であった。
「こちらにおられないようだが」
「何でもずっと東京におられるとのことです」
このこともそのまま祥子から聞いたことである。
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