剣の世界 絶望と希望編
罪を背負いし剣士
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リトの方が高い。
希に俺にもレアなアイテムがドロップする事も有るが希なので問題にしていないが
それでも希に俺にもレアなアイテムがドロップする事が有る。
「いや、護衛だよタクトの」
「護衛?
俺は命を狙われる覚えは幾らでも有るが?」
「なら1人で出歩くな
お前を恨んで殺しに来るプレイヤーも少なからず居るんだぞ?」
「それなら俺を殺せばいい」
殺すなら俺を殺せばいい。
俺が死んでも何も変わならない。
変わるのは俺の現実世界での待遇位だろう。
「そんなに簡単に諦めるな」
「別に諦めたんじゃない。
認めたんだ」
俺が原因でデスゲーム ソードアート・オンラインが変わった。
ある日、俺に舞い降りた1つのスキルが俺を変えた。
でも、俺は自分の変化を受け入れた。
諦めたんじゃない受け入れたんだ。
「俺のスキルが全プレイヤーを戦いに赴かせた。
それが原因で何人のプレイが死んだと思う?」
それにキリトは答えなかった。
いや、答えられないが正しいのだろう。
でも答えられないのが自然で当たり前、他の俺以外の人間には解らない。
「確かにそれは事実だ。
でも、お前のお掛けで救われたプレイヤーも沢山いるんだ」
「でも死んだプレイヤーの数の方が圧倒的に多い。
それでもお前は言えるか?」
言えない。
キリトは絶対に言えない。
俺のせいで死んだプレイヤーに何も言えない。
それが原因で助かったプレイヤーがいても
「死んだプレイヤーの家族に言えるか?
確かに死んだプレイヤーも沢山いますが、そのお陰で助かったプレイヤーがいるんだ、と」
俺の犯した罪
それは絶対に償いえない罪だ。
俺が現実世界に存在しなければ助かったプレイヤーは何人いただろうか?
「俺は罪を認める。
俺のスキルが原因で沢山、プレイヤーが死んだ」
だから俺は後ろを振り向かない。
死んだプレイヤー達の為にもこの世界に残されたプレイヤーを現実世界に帰すのが俺の役割だ。
「でも忘れるな?」
「?」
「俺はお前のお掛けで救けられた事実を」
救けられた事実?
確かに俺のお掛けで救われたプレイヤーも存在する。
でも、それは一部だ。
俺が原因で死んだプレイヤーは数えられない。
「そうだな」
一言、告げた。
でも、俺が原因に変わりはない。
救けられたプレイヤーも救われなかったプレイヤーも
罪の天秤は傾いている。
救われなかったプレイヤーに
「さて、そろそろ攻略を続行しよう。
時間は無限じゃないんだ」
話題を切り替え明るく振舞うキリト
辛気臭い話に縁がなさそうな少年だが慣れてる感が感じられる。
「そうだな。
続きを始めるか」
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