二之巻 日常
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「あれ?蒼太郎、その箱は吉野から?」
「あ!響鬼さんと、威吹鬼さん!」
「ちょうど良かった!今から俺とみどり師匠とで作った俺専用のディスクアニマルが吉野から届いたんで早速開けてみようと思ってたところなんです!良かったら一緒にみますか?」
「お、蒼太郎の専用ディスクアニマルか、じゃあ見てみようかな」
「そうですね、僕も見ますよ」
「そうですか!じゃあ早速開けます!」
そうして届いた箱を開けると、その中には、銀色に輝くCDのディスクのようなものが4種類入っていた。
その瞬間俺は、一瞬気絶しそうになるくらい喜んだ。
自分が設計したディスクアニマルがここにあるのだ、喜ばないはずがない。
「すごい…これが俺のディスクアニマル…、ごくり、じゃ、じゃあ起動させますよ」
そう言っておれは左腰にある練習用音叉を取った。
そしておれは一気にディスクアニマルを音叉で叩いた。
すると4枚のディスクは青色に波紋状になって行きそしてひとりでにそれぞれの魂の姿になった。
それは、鷹、鯨、鮫、狼の形に似ており、それぞれ変形し、おれの前にその姿を現した。
「おお…これが俺のディスクアニマルなんですね」
「すごいわね」
「へ〜、これが蒼太郎のディスクアニマルか、なかなかいいな!」
「そうですね、でもこの茜鷹に似たこのディスクアニマルは何ですか?」
「よくぞ聞いてくれました!!」
「え、蒼太郎?」
「これはですね、威吹鬼さん!茜鷹をベースに、水中用に改造した特別なものなんですよ。基本設計はそのままに、水中での行動も可能にした特別なディスクアニマルなんです、そしてこの瑠璃狼に似たこの葵狼はこれまた、水中用に改良した特別製で………」
「も、もういいよ、蒼太郎、十分だよ」
「え、まだ半分も終わっていませんよ?威吹鬼さん」
「もういいよ…蒼太郎わかったから…」
「そうですか…。まぁいいでしょう、それにしても、かっこいいなぁ」
「あ、ダメだこの状態になったら蒼太郎君は後1時間はこのままだよ。」
「そ、そうか、じゃあ威吹鬼、俺たちは店の手伝いでもするか!」
「そ、そうですね、響鬼さん」
「終わったら、上にきてね、蒼太郎君」
そう言って響鬼達は店の手伝いをするべく、上の会に上がって行った。
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