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妖精の義兄妹の絆
六つの鍵
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だらねぇんだよ!!!!」

ボキッ

「がっ。」
ゼロはクロドアの杖の部分を粉砕した。
「な、何を…マスターゼロ!!!」

バキ

「おぐはっ。」
そして、クロドアの本体はゼロの足で砕かれた。
「オレはただ破壊してぇんだよ!!!!何もかも全てなァァー!!!!」
「相変わらずうるせェなァ、ゼロ。」
そこに現れたのタクヤを倒した謎の男だった。
「ランス。なんでお前がここに?」
ランスと呼ばれた男はゼロにここに来た経緯を伝えた。
「ブレインに依頼されたからな。光のギルドの殲滅しろってよ。」
「けっ!余計な真似しやがって。」
ゼロは舌打ちをして若干怒りを見せた。
「別にお前の邪魔なんざしねぇさ。オレは金さえ貰えればそれでいい。」
「相変わらずの金の亡者だな。吐き気がする。」
「さっき、碧髪のボウズとネコ一匹始末してきた所だ。」
「本当に殺したんだろうな?」
ゼロはランスを睨みながらそう訊ねた。
「あぁ、死んでると思うぜ。生きてたら生きてたで楽しみが増えるだろ?」
ランスはうすら笑みを浮かべながらゼロに言った。
「…まぁいい。雑魚を殺られても困りはしねぇ。オレもさっき小僧どもを壊してきた所だ。」
ゼロはゲラゲラ笑いながら、ランスに言った。だが、ランスにはそのような事に興味はないようだ。
「それで、ニルヴァーナは準備できてんのか?」
「あとは発射するだけだ。しかし、こんなもんのどこがいいんだか…。」
ゼロは素っ気なくランスに言った。
「ブレインにはブレインの考えがあるんだろ。」
「ふーん。」
「ま、小せぇの事には変わりないがな…。」
「あ?」
ゼロはランスの言った言葉をよく聞き取れなかった。
「なんでもねぇよ。じゃあオレは心臓のとこにいるからな。」
「あ?雑魚を殲滅しに行かねぇのか?」
「じきに来るさ…。」
そう言い残してランスは王の間を後にした。
「ちっ、…まぁいいさ。これで雑魚どもは全滅だからな。アイツは金のためならどんな残虐な事でもするからな。
例えそれが実の弟だとしても…。」





















そして、少し時を戻してニルヴァーナ城下町
ウェンディとシャルルはジェラールを探して、走り回っていた。
「どこだろう…。」
「街一つだからね。探すのも大変ね。」

くんくん

ウェンディは何かの匂いを嗅いだ。
「この匂い…。」
「どうしたの?ジェラール?」
シャルルはウェンディに訊ねる。
「…お兄ちゃんとエマの匂いだ。」
「え!?どうしてこんな所に!!」
「それに、」
ウェンディは少し声を震わせながら、最後の言葉を口にした。
















「強い
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