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妖精の義兄妹の絆
六つの鍵
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な…。」

がくがく がく

(「体が…動かない。」)
ルーシィとハッピーは体を震わせるだけでその場から動く事が出来ない。恐怖で足がすくんでしまっていたのだ。
ゼロはグレイとナツを倒し、残ったルーシィを見た。
(「怖い…。」)
目を向けられて改めてゼロの凶悪な魔力を知る事になる。ルーシィは涙を浮かべながら逃げる事ができずにいた。

すっ ドゴォン

「わあああ。」
「きゃああああ。」
ハッピーとルーシィは地中からのゼロの攻撃をもろに食らってしまい、吹き飛ばされた。
ほんの数分でナツたちは全滅してしまった。
「さ、さすが、マスターゼロ!!!!お見事!!!!このやっかいなガキどもをこうもあっさり、」
「まだ、死んでねぇな。」
「へ。」
その時のゼロの顔は狂喜の塊だった。
「まだ死んでねぇよなァ、ガキども!!!!だって形があるじゃねぇか。」

ドッ バキ ドゴッ バキ ドガッ

「ガハハハハッ。」
ゼロはその後数分の間、ナツたちを殴り続けた。自らの手が血に染まるまで。
「ひいいいっ!!!マスターゼロ!!それ以上は…。」

ぐしゃ

辺りは血で塗り潰されていった。

























「う…。」
一方こちらは、謎の男にやられ倒れていたタクヤが意識を取り戻した。
「くっ…。痛ェ…。」
体を起き上がらせようとするが、ダメージが酷すぎるため、立ち上がる事すら出来ずにいた。
「…ぺっ。あの、やろう…。くそっ。」
タクヤは口の中に残っていた血を吐き出し目で見渡せる範囲で辺りを見る。
「エマは…逃げれたのか…。」
エマの心配をしてエマを探す。だが、すぐ近くにボロボロのエマを見つけた。
「…おい…!!エマ!!しっかりしろ!!!」
だが、返事はない。息はしているため生きてはいるようだが、油断は出来ない状態だった。
「くそっ…!!!許さねぇ…!!!ぜってぇ許さねぇ!!!…沈めてやるっ!!!!」
タクヤは体の傷をかえりみず、気合でその場に立ち上がった。
「待ってろ…、すぐにウェンディに看てもらうから。それまで頑張れよ…。」
タクヤはエマを抱え、おぼつかない足取りでウェンディを探した。





















ズシン

ここは王の間
ニルヴァーナは目的地である化猫の宿の目の前までやって来ていた。
「マスターゼロ。化猫の宿が見えて参りましたぞ。」
「ふぅん。」
ゼロは興味無さそうに返事をする。
「ニルヴァーナを封印した一族のギルドです。あそこさえ潰せば、再び封印されるのを防げますぞ。」
「くだらねぇな。」
「え?」
「く
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