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転生とらぶる
マクロスF
0713話
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「護衛だからこそだ。多少大袈裟かもしれないが、それもお前の知名度の高さを考えればおかしくないしな」

 軍の広報から回された依頼を片付けてから数日、現在俺達は映画の撮影をやっている島へと向かっていた。
 何に驚いたかと言えば、その映画の内容だ。まさかマクロス・ゼロをモチーフにしたものだとは思わなかった。
 にしても、マクロス・ゼロか。このマクロス・ゼロのヒロインはサラ・ノーム。そしてその妹がマオ・ノーム。……で、シェリル・ノーム。……いや、まさかな。ノームなんていう名字はそれ程珍しい訳でも無いだろうし、マクロス・ゼロに出て来た人物の血縁がシェリルなんて可能性は殆ど無いだろう。何しろ、マクロスの時に地球はゼントラーディによって一度壊滅的な被害を受けている。その中で、未開部族的な生活を続けていた者達が生き残れるとは思えないし。
 ……鳥の人とかいうプロトカルチャーの残滓があった場所なんだから優先的に避難をしたという可能性はあるのか?

『もう、まぁ、いいわ。けど折角のバカンスなんだから、しっかりと息抜きはするわよ!』
「バカンスって……一応仕事だろう?」
『仕事って言ったって、既に曲に関しては出来てるもの。……まぁ、今回の映画に合わせて幾らかアレンジする必要はあるでしょうけど』
「アレンジ?」
『ええ。そもそも、この映画に合わせて作った曲じゃないんだから、そのままでマッチする訳ないでしょ?』

 なるほど。音楽には詳しくないが、そういうものなのか。
 そんな風に会話をしながらも移動を続け、やがて目的の島へと到着する。
 ……ああ、確かにVF-25があるな。ただ、あの機体はスカル小隊の機体じゃなくて標準のVF-25Aだな。……まぁ、VF-0の振りをさせるって話だしそれに緑やら青やらの機体色にする訳にはいかないのか。いや、CGでどうにかするのなら機体色とかは関係無いのか?
 とにかく、ある意味では一時のバカンスともいえる時間を過ごす為に俺達は南の島を模して作られた人工島へと着陸するのだった。





「よ。アクセル。銀河の妖精と一緒に過ごすってのは羨ましいな」
「……それなら代わるか? 俺としてはそれでも構わないが?」

 機体を着陸させて降りた途端、ミハエルがどこかからかうように告げてくる。
 だが、てっきり俺の提案に喜んで乗るかと思った次の瞬間……少し、ほんの少しだが微かに眉を寄せて首を横に振る。

「いや、俺はやめておくよ。さすがに姉さんの知り合いを口説く気にはならないしな」
「姉さんの知り合い?」
「ああ。どうやら俺の姉さんとグレイスさんは知り合いだったらしい」
「……へぇ」

 どういう繋がりだ? ギャラクシー船団のマネージャーと、新統合軍のVFパイロット。繋がりが出来るとはちょっと思えな
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