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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第五十話
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「…ひどい有り様ね…」


――あの後同行者はロッタ、ジュード、レイアに決まり、僕達はオルタータ火山に着いた。
オルタータ火山に入って少し進んだ所で、目前に広がった光景に僕達は思わずそんな声を出した。

それは…温度の変化によるものか、以前まで平然としていた魔物達が焼け焦げたり、干からびたりして死んでいる姿であった。


「……いくらなんでも、この温度の上がり方はおかしいよ」


「…私たちもセルシウスからもらった道具が無かったら、こんなになってたかもしれないんだ…」


倒れている魔物を確認しながら呟くジュードに、レイアはセルシウスから貰った所持者を高温から守る道具…『セルシウスの吐息』を見てそう言った。


……前にロイド達が持っていった『セルシウスの涙』といい、今回の『セルシウスの吐息』といい…こんなに貴重なアイテム簡単に貰ってていいのかな、僕達…。







「…でも…まだそれなりに熱さを感じるわね」


「……うん。長く居たら流石に『セルシウスの吐息』も保ちそうにないし、速く探索をしてみよう」




ロッタの言うとおり、多少なりとも『セルシウスの吐息』で暑さは防げているが、それでもよほどの高温なのかまだそれなりの暑さを感じる。
下手したら本当に『セルシウスの吐息』が意味を無くしてしまうかもしれない。


僕達は頷くと奥へと向けて歩き出した。


―――――――――――――






「……ふぅ…此処も異常無し、か」


「…そうみたいだね。…まだ先に進まないといけないのかな」


――大分下層に進んだ所。僕は周りを見回してそう言うと、ジュードは片手で額の汗を拭ってそう言った。

下層に進むにつれて温度が上がっていっており、僕達が持っている『セルシウスの吐息』も徐々に効力が下がっていっている。

因みにロッタとレイアは既に僕達の後ろの方で『暑い』を連呼している。


「…はぁ…下層に進むにつれて熱さが増してるって事は、少なくとも原因に近付いてるって事なんだろうけど……中々辛いね…」

「そうだね…。…まだ先みたいだけど…これからまだ大分進まないといけなくなるなら、一旦戻った方がいいかもしれないね…」


まだ続くであろう下層への道を見て僕はそう言うと、ジュードは同じように下層への道を見た後そう言ってきた。

…確かにこの熱さがまだ上がるなら一旦戻った方がいいかもしれないし…後ろからのロッタとレイアの『暑い』コールがハンパない。

うーん…ジュードの言うように戻るべきかな…。


『(……主…何か…嫌な予感がします…)』


「え…ヴォルト…?」


考えていると不意に僕の中にいるヴォ
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