EPISODE43 生徒会長‐サラシキタテナシ‐
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回したくないタイプだわ」
「あれだけの事をされたら疑いたくもなりますよ」
それもそうかと苦笑い。ようやく自分がしたことの重大さを理解したらしい。
「信頼するに値するかどうかを見たかったの。正直判断材料が乏しくてね。私見るより自分でやって確信を得る派だから」
信頼するに値する・・・・そんな言葉を使うほどの事があるのか些か疑問ではあるがどうやら彼女の中では合点がいったようで笑みをたたえている。
「生徒会に入るかどうかは今決めなくてもいいわ。その代り、拒否したら・・・・」
ちょっと待て、それじゃまるで拒否権なんて最初からないじゃないか。そう反論しようとして口を開くとそこへ何かが放り込まれた。見てみるとそれは――――ココアパンだった。
「購買で売ってる一押しのココアパンよ。お近づきの印として私の好物をあげるわ。それじゃね蒼月ライ君。また明日」
そう言って楯無はスキップすながら廊下の角を曲がり階段を降りて行った。
「・・・・更識楯無・・・・」
嫌な予感しかしない。なぜかこのときはそう思った。
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