EPISODE41 狂王
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傷がないわけではない。かなりの重傷で全身切り傷火傷でまみれ、血が出ている部分も多い。女性としてはもう目も当てられないような惨状だ。もはや死体に近いかもしれない。
それを見て満足そうに笑う。いい優越感に浸る。満足感がすべてを満たし、笑いが止まらない。
そこで、ハッとなる。そして呟いた。
「僕は・・・・誰のために・・・・?」
消えていく。想い出も、笑顔も、何もかも。さなか、ライはそれを失うものかと手を伸ばすかのように口にする。
「シャル…ロット・・・・」
だが。
「・・・・あれ・・・・?シャルロットって、誰だ・・・・?」
握った右手が、イヤに寒く感じた。
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