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永遠の空〜失色の君〜
EPISODE38 約束
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とができたらさ。どこか遊びに行かない?ボクと、ライ、それからモニカの三人で」

「いいね。どこに行こうか」

「んとね・・・・遊園地!遊園地に行ってみたいな」


無邪気に笑うシャルロット。その笑顔はまさにひまわりのように輝いていて、明るくて。夏の風景をバックに笑う彼女の姿はとても画になっていた。


「ハイ、約束」


そういってシャルロットは右手の小指を出してくる。


「日本には?ユビキリゲンマン?っていうおまじないがあるって聞いたんだ」

「・・・・あまり宛てにならないぞ?」

「いいの。なんかこうすると叶う気がするんだよね。願掛け、っていうんだっけ。箒から教わったんだ。きっと叶うからって」


笑顔のシャルロット。そんな彼女の姿を見て、ライは自分の左手の小指を差し出すとシャルロットが自分の小指を絡めてきた。白い、滑らかな肌さわりの小指がするりと絡んで結びつく。


「ユビキリゲンマン、嘘ついたらハリセンボンの〜ます、指切った!――――これでよしっと」

「なんだか少し違う気がするんだけど…」

「え、ボクなにか間違えたかな?たしかこれであってたはずなんだけど…」


真面目にうーんと悩むシャルロット。今日のこの子は表情がいろいろと変わって見ていて飽きない。その視線に気が付いたシャルロットが不思議そうな顔をして首をかしげる。小動物のようなかわいらしいしぐさに少しドキッとしながらも、ライは視線を水平線へともどす。


「・・・・必ず行こう。遊園地」

「うん。絶対。約束したからね」

「ああ・・・・そうだな」


穏やかな風が二人を包んだ。
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