EPISODE25 闇を切り裂いて
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はない。クラス代表対抗戦の時の襲撃事件の時もクラブを使ってなんとかしようと考えていたほどだ。
常に戦線に立っていたい。あの緊張感、命のやり取りをどこか懐かしく、そして居場所のようにも感じているほどだった。
でも、今泣きそうなシャルルの顔を見てそれが違うと思えてくる。自分が帰るべき場所がどこなのか、わからなくなっていた。
「・・・・ライ」
名前を呼ばれて顔を上げれば、そこには泣き笑いのような顔のシャルロットが。傾いた西日に照らされ、端正な顔立ちがさらに美しく可憐に見えて・・・・―――――
誰かと、重なった。
それが誰なのかはわからない。でも、一つだけ覚えているのものがある。
「おかえり。ライ・・・・」
名前を呼ばれる温かさは、覚えていた。
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