暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
死神と滅殺者
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も死の手前1ドットだった。
そこに、鎌を振り被った死神が俺に近付いてくる。俺に止めを刺すためだ。
俺は太刀を掴もうとしたが、その太刀は消えていた。何故なら、太刀は既に、折れてしまっていたのだから。
「ちくしょ…………俺はここで終わるのかよ……………」
俺は死を覚悟し、目を閉じる。最後の時を迎える……………その時だった。

「大丈夫、私が付いてますよ、マスター」

何処からかそんな声がして、俺は目を開けた。そこには、ユイが俺の前に立っていた。
「ユ…………イ………?」
「マスターは、私が守ります」
そこに、大鎌が振り下ろされる。だが、不死属性を持つユイに鎌の刃が届く事は無かった。
更に、ユイの右手には紅蓮の大剣が存在していた。間違い無く、俺が設定したオブジェクトイレイザーだ。
それをぶん、と一振りすると死神を切り裂いた。
黒い死神は轟音と共に砕け散り、そこに残ったのは、黒い太刀だけだった。
「ユイ………お前、記憶が………」
「はい、マスター。説明は、パパ達のいるエリアで」
すると、キリト、アスナ、ミザールが慌てて安全エリアからこちらに来るのが見える。
「………一つだけ、良いか?」
「何でしょう?」
「………ユイ、お前はどうする?」
「………どうする、ですか?」
ユイは俺の顔を見て、言う。
「全てを、皆さんに説明します。何故ここにいるかを。だから、マスターも説明してあげてください。パパ達に、全てを」
「………」
俺は肯定はせずに、ハイポーションを開け、飲み始めた。
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