MR編
百三十六話 強行突破
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「な、な……」
混乱した後方のメイジ・ヒーラー部隊に追い打ちを掛けるように……守りの薄くなった中央を、一条の白い流星が貫いた。
流星は針路上に居た戦士職の群れをリョウと同様、吹き飛ばしながら一気に突き進み、メイジを二人ほど吹き飛ばした後、集団の後方に靴底で火花を散らしながら停止する。白い光の中から水色の髪を揺らして表れたのは、当然のようにアスナだった。
「…………」
「さっすが狂治癒師(バーサークヒーラー)」
「あぁもう!その呼び方は止めて!」
細剣 最上位長距離突進技 《フラッシング・ぺネトレイター》
発射に長い助走を必要とする代わり、非常に高い威力と滑空距離(本来は突進距離だがこれ以外言いようがない)を誇る、レイピアの中でも最上位に位置する剣技の一つだ。
軽口を叩いてアスナは苦笑し、リョウはニヤリと笑う。
絶句するメイジ達に、リョウは笑みを浮かべたままで言った。
「さぁ諸君……旅立つ準備は、出来たかね?」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ