暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第9話 「八神堂」
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はアインスの状態が変わらないだろう。
「はやて、あまりアインスをからかうなよ」
「それもそうやな。今日はアリシアちゃんのことを含めて案内せなあかんし……じゃあ上の店番よろしゅうな」
はやてはアインスとカウンターの傍にいたザフィーラに店番を任せると、俺達に四角く区切られている床の上に立つように指示を出した。準備ができたことをアインスに伝えると、俺達の周囲を柵が囲む。安全のためにあるものなのだろうが、逆に不安を煽りそうでもある。
ジェットコースターみたいなものかどうか確認しようとした矢先、体が浮遊感に襲われた。それと同時に沸き起こる少女達の悲鳴。1名ほど楽しんでいる者もいるようだが、人物が人物だけに深くは考えないでおく。
「どや? ちょっとすごいやろ?」
「すすすごいどころじゃないわよ! 何よコレ!」
「はえ〜」
「博士め……悪ノリしおって」
このジェットコースターのような設計にしたのはグランツ博士なのか。普通に考えてれば、こういうところに力を注ぐなら別のところに注ぐべきだろうに。そもそもこの設計は心臓に悪い。
「グランツさんにはお礼せんとなぁ〜……とか言ってる間に終了や」
「だ、大丈夫アリサちゃん?」
「……ダイジョウブヨ」
「グランツさんってブレイブデュエルを開発した人だよね? どんな人なのかな」
「ハカセ? ハカセはすっごいよ〜」
「まあ少々変わってるところがあるのだが……」
「あれは少々なのか?」
「……とにかく立派な学者で人格者だ。どこぞの店主にも見習ってほしいわ」
「耳が痛いわ……さて到着」
目の前には八神堂と書かれた巨大な鉄の扉。少女達が「でかっ!?」と口にしたのは言うまでもない。開く方法が音声認証だったのだが、ここに至るまでに驚きの連続だったこともあって感覚が麻痺したのかどうでもよくなっていた。
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