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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第9話 「八神堂」
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しながら口を開いた。
「どうも八神堂にいらっしゃ〜い♪」
「……いくつですかアナタ?」
「おぉっ、分かる人おった」
どうやらアリサは、八神堂の主が行ったことが何なのか理解しているらしい。彼女よりも長く生きている俺は正直に言ってさっぱり分かっていない。まあ俺だけでなく高町達も分かっていないようだが。
「やっほ〜、小鴉っち」
「久しぶりやね〜」
「小鴉、我を使い走りにするとはいい度胸だの」
「そう言いながらちゃんと連れてきてくれるから王さま好きやよ〜」
八神堂の主は、満面の笑みを浮かべてディアーチェに抱きつく。ただ現在は一方的な好意なのか、ディアーチェからは嫌がられている。
ディアーチェは、基本的にスキンシップを取りたがるほうじゃないからな。口調とかは尊大だけど、人一倍羞恥心があったりするし。
「我は嫌いだ。えぇい、はなせ!」
「えぇーと……」
「あぁ、ごめんな。八神堂の店長で八神はやて言います。こっちは家族のリインフォース」
「いらっしゃいお嬢さん達。私のことはアインスと呼んでおくれ」
家族と称してはいるが、ふたりの容姿は似ても似つかないし、名前もはやてとアインスでは大分違う。一般的にディアーチェとのほうが血の繋がりがあると思われてもおかしくない。まあ家族というものが血の繋がりだけで決まるものとも思わないが。
「まったく……」
「お前も大変だな」
「そう思うなら助けぬか」
「あの手のやりとりは毎度のことみたいだし、邪魔するのも悪いかと思ってな」
「貴様、ただ単に面白がっておるだろ」
「それは……まあ否定はできないな」
素直に答えるとディアーチェは俺に呆れたような目を向け、「貴様は本当にあやつと似ておるよな」などと言ってきた。あやつというのは、ダークマテリアルズに所属している全国ランキング1位を指しているのだろう。個人的にはあいつよりはマシな性格していると思う。
「えっと……ふたりは姉妹なのかな?」
「そんなことあってたまるか、おぞましい!」
「えぇ〜、ひどいわぁお姉ちゃん」
「誰がお姉ちゃんだ! よいか、我と小鴉は赤の他人だ。まったく関係ない!」
このような反応をするからはやてにからかわれるのだろう、と思いながら俺は肩で息をするディアーチェを落ち着かせる。もちろんはやてに視線で話を進めるように促すのも忘れない。
「まあおんなじ顔は世界に3人はおる……ってやつやね。フェイトちゃんとレヴィもそうやし。なのはちゃんも会えるかもしれへんよ?」
高町と同じ顔……あぁ、あいつのことか。個人的にフェイトとレヴィ、はやてとディアーチェは似ていると思うが、高町とあいつはそこまで似ていないと思うんだけどな。
「ああ……あれ? 私の名前」
「お噂はかねがね
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