38話
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かかわる必要が出てきましたね。その事を考えるとか、ブライアン・ミッドクリッドかウィザードと呼ばれているグライエン・グラスマンどちらかにつく必要がありますか。もともと、マオ・インダストリー社のある月をインスペクターに占領させるわけにはいかなくなりましたから今さらなんですが。)」
心の中で2人の事を考えます。
ブライアン・ミッドクリッド、このDC戦争とL5戦役が終われば、地球連邦の大統領となる男であり、かつてコロニーの独立自治権獲得運動を指導し、非暴力でコロニー独立を勝ち取った有能な政治家。かなりの切れ者なのですが、インスペクター相手にも交渉にて解決しようとしていました。
確かに、武力のみで解決する事は出来ないとは思うのですが、作中のインスペクター達はメキボス以外はこちらの事を下等な存在と見下しているので、インスペクター事件の時点で交渉する事はどうしても不可能に感じてしまいます。
もっとも、これは原作知識を基にしており、この世界でも適応されるとは言えず、ブライアン・ミッドクリッドはその事を知らないのですが。
もう1人はグライエン・グラスマン、優れた根回しの手腕と冷厳な風貌からウィザードとあだ名されるタカ派の政治家でブライアンのイージス計画に対し、「地球に必要なのはイージスの盾ではなくハルパーの鎌」と唱え、異星人との徹底抗戦を訴えて、後に軍のタカ派を操ってクーデターを起こし、地球連邦の大統領に就任した人物です。
彼自身、地球を愛しており、守りたかったのでしょうが武力のみでは解決できない事は確かです。
2人を足して、割ると丁度いいように感じます。
どちらにしろ、2人のどちらかと交渉して月にAIを積んだ量産型ゲシュペンストMk−Uと量産型アシュセイバー部隊を展開する必要があります。
理由は月のマオ・インダストリー社が占領された為にイスルギ重工が独り勝ちをする事を防ぐためなのです。
私はマオ・インダストリー社に力を貸している為にそのような事態は防ぐ必要があるためです。
しかし、この世界に来てから交渉ばかりしているように思います。
しかも、交渉する相手が大物になっていくのはなぜでしょうか。
これから交渉する人物に憂鬱な思いを抱えながら、遠い未来も事よりも目先の明日のことを考えないといけません。
まずは、リュウセイとライにコクチョウに来てもらい、リュウセイには飛行データをライには私の予備機であるPTを渡す必要がありますね。
「それでは、リュウセイとライにコクチョウまで来ていただく事になります。」
「ライはわかるのだが、リュウセイはなぜなのだ。」
「今度の作戦の為にビルトラプターの飛行データが、欲しいそうなのでそれを渡す為ですよ。」
「わかった。許可しよう。」
「ちょっと待ってくれないか。オレも行かせて
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