38話
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「リュウセイ!オレはあいつに負けるわけにはいかないんだ!」
その言葉を聞いた後にダイテツ艦長に視線を戻します。
「それならば、交渉しましょうか、ダイテツ艦長。」
「大体の事は聞いている。そちらの要求はなんだ。」
「そうですねぇ。オノデラ大尉からこちらの情報を聞いているでしょう。それらの情報を上に報告しないというのはどうでしょうか。」
「フム、カザハラ所長と事前に話をしていたが、やはり、こちらとして一番困るモノを要求してきたか。」
「当然でしょう。こちらとしては表舞台に立ちたくはないのですから。」
「確かにそうなのだろうが、いくら隠しても情報は洩れるものだ。」
「今の政府には漏らしたくないだけですよ。」
私の今の言葉にカザハラ所長以外は驚愕の表情でこちらを見てきます。
そして、ダイテツ艦長が代表して聞いて来ます。
「まさか、君達は彼らを排除するつもりかね?」
「それこそまさかですよ。(DC残党とエアロゲイターによって、今、世界を動かしているEOT議会の人間は死亡するはずですから。)」
「本当なんだな?」
「ええ、もちろんですよ。(まぁ、原作通りに行かなくても向かう先はエアロゲイターなので始末されるでしょうから。ただ、その場合シロガネが敵にまわるのが心配ですが、それだけでしょうし心配ありませんね。)」
「わかった。信じよう。だが、どういう意味で言ったのか教えて欲しいのだが。」
「あいにくと話すことは出来ませんよ。あなたは信用できても組織の一員ですからね。おいおいと私達の秘密は話せません。」
「まぁ、仕方があるまい。それで、先ほどの話に戻るのだが私も組織の一員だ。あのような重大な事を報告しないわけにはいかん。」
「それは当然でしょうね。あなたに対するリスクが高すぎますから。」
「だが、こちらの条件を飲んでもらえば、ワシが泥をかぶろう。」
「条件によりますね。」
「そう難しい事ではない。これからも、この世界の為に力を貸してほしい。」
その言葉を聞いた瞬間、私は嫌なニュアンスで受け取ってしまいそうになりました。
すなわち、これからも別世界の人間ではあるが力を貸してほしいと。
実際にここには、私達が別世界の人間である事を知っているカザハラ所長がいるので、ばれている可能性もあるので邪推してしまうのですが、今さらですので考えるのはやめました。
私かノルンがいなければ、次元間の移動はする事は出来ませんし、漏らしてしまった以上秘密は広がっていってしまうモノですから。
これからは、注意していつでもこの世界から離れることが出来る様にしないといけないようです。
「それは、私なりの方法でもよいのならいいでしょう。」
「それで構わんよ。」
「それで交渉成立という事で。(インスペクター事件にも
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