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アバターを作る。どこかのマンガなどに出てくる主人公の容姿みたいなものに決定すると、ログインが完了したため、視界が白に染められた。そして次に目を開けたときは、ポリゴン片でできているのが不思議なほどのリアルな景色が目の前に広がっていた。
「すげぇー、和人が言ってた通りだな!」
最初の場所は《はじまりの街》と言われるところらしい。街の探索もいいかもしてないが、自分は早くモンスターとの戦闘がしたい。そう思ったら吉日。すぐに《はじまりの街》の外に出てるために《はじまりの街》の出口をでて、フィールドに向かった。
「えっと……和人が言うには、街の近くに青い猪みたいなモンスターがいるはずなんだが……?」
周りを見渡しても青い猪も他のモンスターの影すら見えない。しばらく見回していると、青い光の膜が出てきて、そこから青い猪が出現した。
「おっ、まだ出てなかっただけか。えっと、なんだっけこう言うの……?湧出(ポップ)だっけ?まあいいや、それじゃどんな感じか試してみますか」
そして、俺は青い猪に接近する。まずは先手を頂。猪(《フレンジボアー》と言うらしい)の側面に回し蹴りを一線食らわせる。しかし、始めたばかりのせいなのか現実よりも体の稼動に違和感を感じるし、現実よりも出せる威力が弱い気がする。そして《フレンジボアー》の少し上くらいにある緑色のゲージが八分の一ぐらい減少した。
「なるほど、上にあるのがHPバーか……って、あぶな!」
どんなものがあるかをいろいろと確認している途中に、いきなりフレンジボアーが突っ込んで来た。確かにこういうのは集中していないほうが悪い。
それをわざとギリギリのタイミングで回避すると同時に踏み込んで、眉間にむけてカウンターパンチを放った。
そのパンチをまともに食らったフレンジボアーの上にあるHPバーが緑から一気に黄色に変わり、そして減少し続けて赤になってようやく止まった。
「さっきのは、クリティカルヒットってやつか」
いったんある程度の距離を離れると勢いよく減ったHPのことを考える。先ほどの一撃でかなりの勢いで減ったHPを見てそう確信する。つまりどのモンスターにも当てる部位や速度などによってはクリティカルということを予想する。
しかし、先ほどのカウンターはまだ力が足りなかったためか自分にも反動でダメージが来ていた。
そしてカウンターを食らい、その場で停止していた《フレンジボアー》は頭を振ってから再びこちらを見ると勢いよく突っ込んで来た。
今度はその突進を余裕をもって避けて、《フレンジボアー》の腹に向けて下から蹴り上げた。それをくらった《フレンジボアー》はHPバーの中にある赤いゲージも無くなって、《フレンジボアー》はポリゴン片となって、霧散して消え
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