第146話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
。
一見繋がっていないようでそれらは全て根底的な部分で繋がっているかもしれない。
車を離れる時、一方通行に言おうとした事を言葉にする。
「この街には何かが起こっている。
何かとても大きな何かが。」
一方通行には打ち止めの方に集中して欲しかったから、敢えて言わなかった。
それにこれは麻生の勘だ。
何故そう思うか確証はない。
ないのだが、言い様の無い何かが麻生の胸の中で感じるのだ。
そして麻生は知っている。
こういう勘は外れた事はない事を。
降り続ける雨の中を麻生は走る。
まずは愛穂達を探す。
携帯を使えない以上、足で探すしかない。
能力は使う気が起こらなかった。
面倒臭いとかそんな理由ではない。
少しでも温存しておかないといけない気がしたからだ。
自分の直感を信じて麻生は雨の中を走る。
彼の守るべきものを守る為に。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ