第146話
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との戦いにもあのインデックスが居れば邪魔になる。
これからの戦いは打ち止めの争奪戦になる。
お荷物を抱えたままでは確実に勝てない。
運転席の男に車を出すように指示する。
何やら泣き言を言ったが、鋼鉄の凶器を軽く揺するれば黙って発進させる。
少し走ると麻生は後部ドアのないところまで歩く。
「それじゃあ俺も退散させてもらおう。」
突然の麻生の発言に驚きこそすれ、何も言わない一方通行。
それに気がついた麻生は言う。
「ありゃ、てっきり打ち止めの捜索に手伝え、と言われると思っていたんだが。」
「何でテメェにそンな事を頼まねェといけねェンだ。
これはオレの戦いだ。
テメェはさっさと失せろ。」
「さっき俺が助けなかったら危なかっただろうに。」
「別にテメェが来なくても手はあった。」
嘘ではないだろう。
それは麻生が一番分かっている。
お互い似ている所が多いから、言わなくても分かるのだろう。
視線を外し、外に向けてそのまま外に飛び出した。
それを一方通行は黙って見送った。
麻生の力を借りる事ができれば、打ち止めの争奪戦は簡単に終わりを迎えるだろう。
だが、それは一方通行が許さなかった。
あの少女は自分が守ると決めたのだ。
例え、自分がどれだけ外道で悪党でも自分とは真逆の世界にいるアイツだけは絶対に守ると。
もし麻生から協力を申し込まれても一方通行は断っていただろう。
(さて、と。)
一方通行はこれから来るであろう戦いの準備を始める。
自分の守る者を取り戻し、守り抜く為に。
車から飛び出しても麻生は綺麗に着地した。
能力は使っていない。
それほどスピードも出ていないので、刻み込まれた身体能力だけで充分だった。
ポケットから携帯を取り出し、愛穂に連絡する。
しかし、返ってくるのはマニュアル通りの返事だった。
桔梗に連絡してもそれは同じだった。
あれから結構時間は経つが一向に繋がらない。
この二人が偶然にも、電源を切っているのかそれとも電波の届かない所にいるのかもしれない。
だが。
(どうして当麻やさっきまで一緒にいた一方通行達に連絡が通じないんだ。)
気になって他に通話できる人物に片っ端から連絡したのだが、どれもマニュアル通りの返事しか返ってこなかった。
一人二人なら偶然なのだと、片付ける事はできる。
しかし、五人六人と続けばそれはもはや異常だ。
原因不明の昏倒する警備員。
打ち止めの争奪戦。
そして異常なまでの電波障害
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