32章 美樹と真央、恋愛を語りあう (3)
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
よ、真央」
「ねえ、美樹ちゃん、わたしのこの問題って、どうしたらいいのかしら?」
「真央ちゃんにとって、大切な人を、真央ちゃんが真央ちゃんらしく、守っていけばいいのかな?新井竜太郎とのつきあいがダメということもないだけど。二股かけたって、うまくいくわけがないと思うのよね。こういう場合も、フロイトの説にあてはめれば、わかりやすいと思うの。スーパーエゴ、超自我の、道徳心や良心が大切になるんじゃないかしら」
「スーパーエゴかあ、わたしのスーパーエゴって、なんだか、頼りないきがする」
「そんなことないわよ。真央ちゃん。みんな、似たり寄ったりだわよ。イドも大切だし、エゴも大切、スーパーエゴも大切で、それらのバランスを大切にしてゆけばいいのよ。真央もわたしも、小悪魔的なくらいでいいんだから、元気に楽しくやってゆければいいんだと思うわ」
「そうよね、美樹。美樹と話して、ずいぶんと、気が楽になったわ」
そんな恋愛談義に、ふたりはわらったりしていると、ちょうど1時には、グレーのジャケットにジーンズのチノパン姿で、松下陽斗が、「よお、楽しそうだね」といって、店内に入ってきた。
そのあと 1時5分頃には、ネイビーのカーディガンにジーンズで、野口翼も、 「やあ、みなさん」といって 笑顔をふりまいてやってきた。
4人は、他の客も多くいる カフェの2階のテーブルで、和気あいあい、わらい声の絶えない、楽しい時間を過ごした。
≪つづく≫ --- 32章 おわり ---
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ