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『自分:第1章』
『再:寮生活』
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てたら、目の前に1枚の紙が。

日中、ホールを使える時間帯にそれぞれがやりたいことを出来る範囲でする。
そのとき、零那は職探し。
でも、合間にホールで相手してあげても良いって。
寮に居る時間も自分が許せる限りは良いって。

わざわざそんなん言わんでも普通に相手したらええやんって思うよね、普通。

でも、一概に言えん。
場所や地域、方針もそれぞれ。
精神疾患者を一切扱わん施設もある。
それぞれが違う。
児童施設とは違う意味で順応するのは本当に難しい。


ちゃんとまともに接してると、心なしか、まともになってる気がした。
此の人は、もしかしたら周りの環境と人間さえ理解してくれたら良くなるんやないかな?

以前と比べて明らかに正常で居れる時間が増えたように思う。
特に薬が変わったことも無さそうやし。
発狂もせんなった。
躁鬱やけど、沈む時間も短くなった。

職員に『診断は初めだけで後は薬だけ貰いに職員が行ってる?』って聞いた。

その通りやった。

『もっかい行ってみたら?良くなってる思うで。前と全然違う。』

『そやね、行ってみよか。良くなるなら此処を出て支援はしつつ自立をして貰いたいし...』


自立できる能力があるなら、此処に閉じこめとくより明らかに可能性はある。
零那は其れが正しいと思ってた。

職員と、その人が病院から帰ってくるまでは...


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