暁 〜小説投稿サイト〜
『自分:第1章』
『ユウの家族と』
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

タバコよりドライのが美味しい。


朝からずっと無口だったお父さんが口を開く。
寡黙な人やから緊張する。
怒ってるか普通か見極めるの難しい。

『着いたら、私達が職員の人達と話をするから、別室で待って貰う形になる。その間、何分か何時間か想像つかんけど。2人にとったら最後の時間になる。チャント話したいこと、話しとかないかんこと、後悔せん様にシッカリ話して、ね?』

『わかりました。迷惑かけてホントにすみません。ありがとうございます。』

『あなた自身が悪いワケじゃない。周りの大人に恵まれんかった。私達は最善の努力で支えたいと思ってる。安心して頑張って!いつか一緒に暮らせる日までの暫くのお別れって思えばいい。考え無しであなたを返すワケじゃない、ね?』


お父さんは凄く真面目で丁寧な気持ちで接してくれる。
お母さんも、お父さんの話を聞きながら頷いてる。

ほんっとに良い人達やなぁって改めて想った。
ユウがホンマに羨ましい。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ