紅魔館 編
第1話 再開
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ん.....?
この女.... えっと、霊夢?
霊夢「で、泊まるの泊まらないの?」
あれ.... 俺、なにしてたんだっけ?
んと、みんなで桜の木の下でお酒飲んで....
酔っ払って....
起きたら博麗神社?
霊夢「なに、また無視?」
「えっと、霊夢... 今はどう言う状況だい?」
霊夢「は? なに言ってんの? あんたがうちに泊まるか泊まらないかの話よ。でもあんたさっき泊まらないって言って、固まったから再度聞いたのよ」
へ?
あれ
あれれれ?
俺は、霊夢の家に泊まって、いろんなやつと交流して、無事西行妖も解決して、お花見してのことなのですが如何に?
「なぁ霊夢.... 俺の名前は?」
霊夢「は? 幾斗でしょ?」
「苗字は?」
霊夢「あんたさっき自分でわからないって言ったじゃない」
「Oh my god...」
て、ことは..... ちょっとまて
星花はっ!?
俺は即座に走り出した
霊夢「ちょ、ちょっと幾斗!?」
霊夢の止めにはお構いなしに星花と最初に出会った森の中へ走った
「....ゲホッ.....ケホッ.....ハァハァ」
息切れなんてどうでもいい
いち早く星花の元へ行きたかった
その場所に着くと、星花はあの格好であの姿で空をながめていた
「星花......」
俺は星花に近寄った
「星花? 星花!?」
星花は全く反応しない
あの時と同じようにパーカーを被せる
何か反応が欲しかった
星花がここにいるってことを証明したかった
少し経って
星花は俺を見た
俺を見て、笑った
泣くんじゃない、俺を見て何も言わずに笑った
星花は守った、泣いたら可愛い顔が台無し、と言った俺の言葉を星花は守った
「くっそ....星花......このやろぉ....」
俺は嬉しくて涙が止まらなかった
声そのものは出さないが、涙だけを流した
星花「泣いてたらただでさえよく見えない顔が台無しだぞ?」
「星花こんにゃろぉ♪」
そう言って星花の頭をわしゃわしゃと強く撫でた
星花の耳にはちゃんと花柄のピンがついていた
あれ...
「なんで星花は覚えているんだ?」
星花「最後までおにーしゃまにくっついてたからじゃない?」
「確かに.... 星花は俺に掴まってたな」
星花「霊夢は記憶がないの?」
「あぁ、今は俺が目が覚めたとこらしい。それで俺は霊夢の家に泊まるか泊まらないかの分岐点だった、前までいたところでは俺が家に泊まる選択だ。今回は泊まらない選択だった...」
星花「世界線移動か.... おにーしゃまは世界線を移動
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