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転生とらぶる
マクロスF
0711話
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に向かうのは今すぐか?」
「そうだな、後30分程だ。ならお前はこっちに合流するって事で構わないな?」

 オズマは俺が頷いたのを確認すると、次にミハエル達の方へと視線を向ける。

「お前達は1時間後に出撃だ。目的はパトロールだが、いつバジュラと遭遇してもおかしくはない。問題無いな?」
「はい、分かりました。……って、ちょっとミシェル先輩! オズマ隊長が呼んでますよ!」

 いつの間にかシェリルを眺めていたグレイスの方へと近づき声を掛けているミハエルに、慌てたように声を掛けるルカ。
 ……正直に言えば、あのキノコよりもこっちの方が色々な意味で危険に思えるんだけどな。ま、さすがにS.M.Sの内部で何かが出来る訳でも無いだろう。S.M.Sにしても、シェリル達のような部外者を社内に招き入れている以上は相応の対処をしているだろうし。
 そう判断し、笑みを浮かべてグレイスに向かって話し掛けているミハエルを目にして思わず溜息を吐く。
 ま、ああもミハエルに話し掛けられていては、何か行動を起こそうにも難しいだろうしな。
 ミハエルをその場に残し、俺は出掛ける準備をするべく自分の部屋に戻るのだった。





「オズマ少佐。何故今回の件に彼のような一介のパイロットを連れていくのですか?」

 大統領府へと向かっている車の中で、キャサリンの不機嫌そうな声が響く。
 大きく髑髏のペイントをされた車で、運転席にはオズマの姿が。
 スカル小隊の小隊長が運転手をやるってのはどうなんだろうな? まぁ、自分の車を他の者に触らせたくないとか思っているのかもしれないけど。
 にしても、キャサリンの俺に対する印象は悪いな。いやまぁ、これまでの経験を思えば無理も無い事なんだが。

「アクセルは艦長の護衛も兼ねているんでな」
「艦長の? ですが、護衛というにはちょっと無理があると思いますけど」

 どこか胡散臭そうな目で俺に視線を向けて来るキャサリンだったが、そこにオズマが苦笑を浮かべながら口を開く。

「こう見えても、こいつの実力は折り紙付きだ。それこそ、生身での戦いでは俺が手も足も出ない程度にはな」
「嘘でしょっ!?」

 余程に意外だったのだろう。あるいは、元恋人だけあってオズマの実力を理解しているからこそか。つい数秒前の胡散臭そうな視線から一転、理解出来ないようなものを見る視線を向けられる。

「ま、こう見えてもそれなりに腕利きであるというのは自覚しているからな」
「……オズマに勝てるんなら腕利きどころの話じゃないと思うけど」
「言っておくが、アクセルに負けると言ってもそれはあくまでも生身での戦いに限定してだ。VFの操縦に関してはまだ負ける気はないぞ」
「ふんっ、そのうちVFに関しても追い抜いてやるよ」
「もしそう
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