博麗神社 編
博麗霊夢ルート
最終話 ゴールの無い人生
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目が覚める....
見知らぬ場所
目の前にはお賽銭箱
お賽銭箱......
倒れていた体を起こし、ポケットの中に手を入れた
案の定中には小銭が一枚
お賽銭箱に小銭をピンっと弾く
賽銭箱はその小銭を欲しがるように吸い込んだ
「入った....?」
そのまま五分が経つ
何かを待つように、まるで何かがくるってわかっているように....
「来ない.....?」
脳裏に激痛が走る
その激痛と共に、ある記憶が映る
『ハァ.....私は博麗霊夢、紫が連れてきたのか...』
「博麗.....霊夢.....」
『幾斗だ...』
「幾斗.....」
ふと、手に持っていた傘を見る
「この和傘......」
無意識に和傘を振る、慣れた手つきで和傘を振る
まるで自分がついさっきまで使ってたかのような手つきで振る
「.........」
その和傘で地面を叩く
するとその場にあった石が飛ぶ
その石は空を舞い、頭に当たった
「いてっ...」
空を、舞う.... 石が当たる..... いてっ....
「く....くく........あっははははは」
そう言うことか
そう言うことだったのか
西行寺幾斗!!
この傘はタイムマシンでもなんでもねぇ
ただのガラクタなんだ
ただの武器なんだ
俺は俺自身の能力で....え?
じゃあここは何処だ?
霊夢、星花、楓....
みんな何処だ!?
?「居ないわよ....」
俺の後ろから女性の声が聞こえた
「いない? どう言うことだ?」
?「あなたのせいよ」
「俺のせい?」
?「あなたは、あなたはまた、タイムトラベルを起こした」
「あの、やり方でもダメだったのか....」
?「だから、チャンスをあげるわ。あなたがやってきたこと全てに関してチャンスをあげる」
「は?」
?「次、目が覚めたら。何があっても、みんなを探しなさい.... 中には自分から来るやからもいるから心配ないでしょうがね」
「意味がわからないぞ? どう言うことだ!?」
視界が真っ白になり、何も見えなくなる
何もかもが消えた....
目が覚める
目の前にお賽銭箱
すかさずポケットに手を入れる
「ない、小銭がない.... てことは」
急いで博麗神社に入る
誰もいない...
俺はどうしようもなくなり
歩いた
ひたすら歩いた
行くあてもなくだ
気がつくと、俺は冥界に入っていた
「白玉楼.... 白玉楼!?」
今度は走
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