暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第36話 開戦直前
[1/6]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
ついにこの日がやってきた。現在は夜の10時。ゲーム開始が深夜0時だから後2時間でゲーム開始だ。今俺は学生服に身を包んで自室のベッドに座り込んでる。30分前には部室に来るようにということだから後1時間もすれば家を出なくちゃならない。
この10日間、いや、火織がフェニックス家から帰ってきた次の日と昨日は休みだったから実質8日間は地獄だった。でもその甲斐あって確かな手応えを感じられるようになった。火織たちには相変わらず敵わないけど、俺の持つ
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
と火織から借りた氷輪丸を併用すれば木場とも何とか打ち合えるくらいにはなった。
木場と模擬戦した時に最大に倍加した魔力弾をぶっぱなした時は驚いたわ。一撃で山を消し飛ばしちまったからな。部長でもあそこまでの威力は出せないらしい。俺も連発は出来ないけど仲間と連携すれば溜めて数発は撃てるはずだし、その魔力を氷輪丸に費やせばあの焼き鳥にだって対抗できるはず。俺も部長の役に立てる!
修行始めた直後こそ俺と皆の実力の開きに絶望しちまったけど、俺でも戦える。たった8日間だけでもこんなに強くなれたんだ。何年も修行してる火織たちに追いつくにはそりゃ時間がかかるだろうけど、でも決して手が届かないわけじゃないんだ。
コンコン
俺が決意を新たにしている時に急にドアが叩かれた。
「どうぞ」
「失礼します」
そう言って入ってきたのはシスター服を着たアーシアと黒いボンテージみたいな服を着たレイナーレだった。アーシアのシスター服は初めて会った時のやつだよな? 一方レイナーレのは初めて見るやつだ。契約で砂戸さんにボンテージ着てムチを振るのは何度か見たけどそれとは別のやつだった。
……まあ2人共俺が机の上においてあるのと同じ氷輪丸を背中に斜めに背負ってるからちょっと台無しになってるんだが。いや、レイナーレのはこれはこれでマッチしてるのか?
「2人共、その格好は?」
「部長さんが一番いいと思う格好で来るようにとのことでしたので……私は悪魔になっちゃいましたけど神への信仰を忘れたわけでもありません。ですからこの服で行こうかと……あの、変ですか?」
「いや、似合ってるよ。なんというか一番アーシアらしいと思う」
「えへへ、ありがとうございます」
「で、レイナーレの格好は何なんだ?」
「あんたに見せるのは初めてだっけ? 私が
神の子を見張る者
(
グリゴリ
)
の一構成員として任務に当たってた時に着てたものよ。要するに私の戦闘服ってこと」
「へ〜、なんというか……随分大胆な戦闘服なんだな」
「うるさい、あんまりこっちを見るな。女の堕天使は敵を色香で篭絡しなくっちゃならない時もあるから皆それぞれに合った刺激的
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ