25章 東京・FM の サテライト・スタジオ にて (4)
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25章 東京・FM の サテライト・スタジオ にて (4)
「おれはですね…。ロックバンドは、エンターテイメント
(娯楽)としての、楽しみのためと、
スピリット(spirit)的な、生きかたを求めるような、
かっこよくいえば、正義や愛のために、
やってるのかなって、思うんですよ。あっはっは。
ついつい、理屈っぽいこといっちゃいましたけど、
これからも、ライブやレコーディングとか、
楽しくやってゆければ最高ですよね!あっはっは」
「そうですよね。信也さんのいいたいことは、
ぼくも、わかる気がします。
世の中に向かって、音楽で、正義や愛を、
表現できなかったら、この世は、
おしまいな気がしますよ。まったく同感です!
あっはっは」
オールバックの 渋谷陽治の
陽気なわらい声に、つられて、
みんなも わらった。
「それでは、クラッシュ・ビートの、リード・ギター、
ヴォーカルの、岡林明 さん、どうぞ、何か」
「おれも、水島麻衣さんと同じように、」
イカした、メロディアスなギターソロのある、
いい作品に、いっぱい、出会えたらなあと思いますよ
それと、ヒットを、たくさん、飛ばせたらいいなと思いますね。
でも、楽しく ライブ やってゆくことが、第一かな」
「ぼくは、岡林さんのギターのファンでもあります。
これからの ご活躍を おおいに 期待しています!
では次に、クラッシュ・ビートの、ベース・ギター、
ヴォーカル、23歳の 高田翔太さん」
「おれはですね。好きなことをやりながら、それで、
お金も稼げたらいいかな、って、正直、
俗っぽいことを思ってます。
たとえ、貧しくたって、このメンバーとなら、
いつまでも、ロックバンドで、ライブをやりたいですけどね。
はっはっは。そして、やっぱり愛や正義も、大切だよね!
あっはっはは」
「そうですよね。高田さんの気持ちもわかりますよ。
お金って、たくさんあっても、邪魔じゃありませんからね。
つい、俗っぽいことを考えるのが、人間ですよ。
でも、正義や愛を考えるあたり、さすがだと思います!
それでは、ラストは、クラッシュ・ビートのリーダー、
24歳の 森川純さんです。純さんは、ドラムス、
ヴォーカルです。では純さん、何か、抱負などを…」
「そうですね。お金の話が出た、そのついで、
なんですけど…。クラッシュ・ビートも、G ‐ ガールズも、
バンドが 存続している間は、作詞や作曲やその他いろいろな
印税の、クレジット(信用)は、バンドの名義に
してあるんです。つまり、みん
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