地底世界は意外と楽しい
東方変形葉50話「謎のたくらみ」
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意外と親切だった勇義は、地霊殿まで案内してくれた。今までに見た感じの屋敷ではないな。なんというか、洋館という感じだな。紅魔館も洋館だが、洋館は洋館でも別の国の洋館っぽい。・・・洋館って言い過ぎだな。
『ここはだな〜、嫌われ者が住む屋敷なのだよ。』
「え、嫌われ者?どうして。性格がアレすぎるとか?」
『うんにゃ。性格はおとなしい方なんだが・・・まあ、会えばわかるさ。』
「?」
萃香が言ったことに少し疑問を抱きながら、館の中へと入って行った。
「にゃ〜ん!」
と、黒い猫が現れた。尻尾が二本あるな。猫又か?とか思っていると無造作に弾幕をばらまいてきた。
「おっと、危ない。」
しばらく避け続けると、猫はどこかに行ってしまった。なんだったのだろうか。
そして先へ進む。すると、少女の姿が見えた。
「ようこそ地霊殿へ。私は古明地さとりと申します。」
「俺は葉川裕海。ちょっと調査に来た地上の人間だ。」
姫雪よりも若干濃いピンクの髪の子だ。なんか、目玉がついているような気がするんだが気のせいか?
「いえ、これは飾りではなく私の一部ですよ。」
そーかそーかなるほど〜ってええ!?心読んできた!?いや一部っていうのも驚いたけど。・・・ああ、なるほどね。嫌われ者っていうのはそういうことか。心を読めるんだったら話は早い。
「そうですね。確かに言わなくても伝わりますからね。それで、どういった用件でしょうか?」
「実は、かくかくしかじか。」
「なるほど、そういうことですか。怨霊の管理などは私のペットにまかせておりますので、中庭を解放しましょう。」
本当に便利だな。あ、もしかしてこの子たちの心も読めるのかな?
「どの子たちですか?」
「2人とも、そろそろ出てきてもいいよ。」
ウエストバッグから人形たちが出てきた。地底世界はたちの悪い能力を持っている妖怪ばかりだと聞いたので、万が一を考えてウエストバッグの中に入ってもらっていたのだ。
「やっほ〜!」
「外だ〜!」
「・・・読めないです。人形だからというのもあるでしょうが、どうやらそもそも私の能力が効かないように作られていますね。」
正解。作ったのも俺だし。“無力化の変化”で、どんな力も受け付けないようになっている。
「そうでしたか。あなたの能力はかなり恐ろしいようですね。」
「君が言えたことじゃないよ?」
あははと、お互い笑いをこぼす。まあ、俺の能力なら心を読むこともできるんだが、君は恐らく、どっかの本で見た妖怪の『さとり』だ。下手に心を読めば自尊心というか、プライドが許さないだろう。心を読ませなくするのも、
「お気遣いありがとうございます。それでは・・・あなたを少し、試させていただきます。中庭を解放するのはその後です。
想起 「恐怖催眠術」
いきなり戦闘に突入した。さとり
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