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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第1話
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最後
[2]
次話
仮面ライダー龍騎がいた世界。
この世界には平行世界があった。
彼等が死闘を繰り広げている時、平行世界の彼等はどうしていたのか。そんな平行世界を覗き見る話し。
──────────
「しゃぁ!これでモンスター10体目だぜ!」
「
芳樹
(
よしき
)
、ハシャギ過ぎだぞ。小学生か」
「でもさぁ、俺たちマジでスゲえよな。仮面ライダーだって!かっこいい!」
「………」
「どうしたんだよ、
亮平
(
りょうへい
)
?」
茶髪の青年の名は
桑元
(
くわもと
)
芳樹
(
よしき
)
。少し熱血でお気楽なところのある大学生だ。
黒髪の青年は
塚原
(
つかはら
)
亮平
(
りょうへい
)
。年相応に落ち着きがあり、落ち着きのない芳樹の親友だ。
「この戦いは、自分の願いを叶えるためには、最後の一人になるまで殺しあわなきゃいけないんだろ?俺達も……」
「亮平、俺は願いとかどうでもいいんだ」
「芳樹?」
「俺はモンスターを倒したい!倒して世界を救うんだ!」
目をキラキラと輝かせる芳樹をみて亮平は溜息をついた。こいつは、本当にその意味がわかっているのだろうか。不安で不安で仕方が無い。
「そういえば、亮平、お前の願い事は?」
「なんだろう?そんなの考えたことがない」
「そっか……でも、あいつなんで俺たちにこんな物渡したんだろうな……」
「確かに、俺達には願い事がないのにな」
その時二人の耳にキィーンという警告音が聞こえてきた。ライダー同士が戦っているのかはたまたモンスターか……。
「行こうぜ、亮平!」
「おう、芳樹!」
「「変身!!」」
芳樹は仮面ライダー龍騎に、亮平は仮面ライダーライアに変身した。
これが、とある街の二人の青年の日常だった。
二人がライダーになったのはふとしたきっかけだった。とある男が世界のバランスを保つためと言い芳樹と亮平に仮面ライダーになることができるカードデッキを渡した。その時に聞かされたのは、「13人の仮面ライダーを倒せばなんでも願いをかなえてやる」。
なんて魅力的な言葉だろうか……たったそれだけで、自分の願いがなんでも願いが叶ってしまうのだ。ライダー達はその言葉に群がりライダー同士の戦いを始めた。しかし、芳樹と亮平は戦おうとはしなかった。むしろ、ライダーが戦う場、ミラーワールドから出てくるミラーモンスターと戦い、人々を守ることにしたのだ。
───…
「平行世界のバランス?ごめん、全然キョーミないや」
そして、もう一人ここにも新たなライダーが生まれる。
暗い部屋、この青年の自室なのだろう。
「キミがそう言うのは仕方が無い。だが、考えてみろ、もしキミが生き残ったら……彼が生き返るのだぞ」
「まるで俺の願いがわかってるみ
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