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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第1話
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3人は芳樹に自分が食べた分の料金を支払いその日はお開きとなった。
───…
何処かのビルの屋上。
「なんか、懐かしいのか懐かしくないのか……でも、この街で、初めてあの人に出会ったんだよな……」
キィーン…
「来た」
青年は屋上に捨てられているように置いてあった鏡の前に立つ。
「変身」
青年は仮面ライダー王蛇に変身し、ミラーワールドへ入って行った。
───…
仮面ライダーガイは逃げていた。
共にモンスターを倒していたライダー達はどこにもいない。
「ヤバイって!何なんだよアイツ!?」
『Final Vent』
嫌な予感がしてガイは後ろを振り向いた。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
「チッ
手応えがないな……」
「よくやった」
ガイを倒したあと、王蛇はミラーワールドで男と話していた。
「アンタに言われたとおりにしたぜ。これで残りは9人……すぐに減ったな。なんか称し抜けした、ライダーがこんなに弱くなってるなんてな……」
「向こうでは全員が全力を尽くしていたからな。驚くのも無理はない」
「全くだ、ここの連中は戦いを舐めてんのか?
まあ、俺は向こうの世界のあの人が生き返ってさえくれれば。戦いに関してはどうでもいい」
それだけを伝えると王蛇は男の前から立ち去ろうとした。しかし王蛇は足を止める。
「2002年か……随分昔へ来たもんだ俺も……」
「……しかしここの世界の運命は他の世界よりもズレてしまっている。神崎士郎のせいでな」
「だからアンタが修正するって?
だがよ、もう神崎士郎はいない。もうこの戦う必要ないだろ?」
「………何、キミが損することはないさ。この戦いを終わらせる。それがキミの使命なのだ。キミは好きな戦いが出来、この戦いに勝ち残れば奴が生き返る。
頼んだぞ……」
王蛇はミラーワールドから出るべく鏡の方へ歩いて行った。
「あれからもう、12年も経ったのか……」
そう呟くと王蛇は制服を纏った青年に変わった。
───…
芳樹は自然と目が覚めた。
まだ窓の外は真っ暗で、時計を見るとまだ3時だった。
「……誰かの叫び声が聞こえたような……気のせいか?」
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