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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
第1話
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飛召盾にスイングベントのアドベントカードを装填し鞭、【エビルウィップ 2000AP】を召喚し、そのままモンスターに突っ込んだ。

「あんまり突っ込むな、塚原!」

ナイトは召喚機、翼召剣を構えライアを援護することにした。



───…



「で、なんで、お前が俺のことを知ってるんだ?」

目の前の青年は3個目のパフェを平らげると質問を投げかけて来た芳樹の方を見る。
相変わらず目元は見えない。

「ん?そんなの簡単だよ。俺も仮面ライダーだから」
「え、お前…新しい仮面ライダーか!?」
「大声出さないでよ、恥ずかしいから」
「あ、悪りぃ……」
「龍のお兄さんの言うとおり、俺は最近ライダーになった。まあ、今回は挨拶に来たんだ。どうしたの?なんか不満そうだけど」
「いや、お前は……ライダーになってから人は」
「殺ってませんよ。安心してください」
「なら良かった……」
「じゃあ、俺は挨拶しに来ただけなんで」

青年が立ち上がりその場を去ろうとした時、芳樹は青年を呼び止めた。

「俺達は、休戦をとってるんだ。できればお前も、そうして欲しい」
「………いいですよ。そもそも、俺は戦うの嫌いで…だから、あんまりモンスターとの戦闘も避けたいんですよ」
「お前、確かにヒョロイもんな」
「失礼な」
「悪りぃ悪りぃ」

青年は口角をあげ、そのままその場を去った。
芳樹は戦うのが嫌いだと言った青年になかなか良い印象を受けた。姿は少し不気味だが悪い奴ではなさそうだ。芳樹は嬉しいそうに目線をファミレスから出て行った青年から正面へとむける。そこには3つのからになったパフェの容器……。その横に、その分の金額が書かれたレシート……。

「っあ!!アイツ!?」

気が付いた時にはもう遅かった。



───…



『Final Vent』

ナイトがウイングランサーを芯にマントをドリル状に変形させて突撃する。ナイトのファイナルベント「飛翔斬(ひしょうざん)」だ。
クモのミラーモンスターはそのナイトの攻撃により爆発する。

「流石、油島さん!」
「油島さん、仕事大丈夫ですか?」
「安心しろ、俺は記者だからな。今はネタ探しをしているだけだから遅く帰ってもいいんだよ」

3人がミラーワールドから出てくるとそこにちょうど芳樹が息を切らしてやって来た。

「え、もう終わったのか!?」
「遅いよ、芳樹。何やってたんだ?」
「いや、さっき新しくライダーになったって奴と会って……」
「新しくライダーに!?」
「そいつが、パフェ3つも食いやがって……俺に会計押し付けて……もう財布空っぽだよ。オラ!お前達、ちゃんと金払えよ!」
「わかってるって」
「俺達はそこまでケチじゃないぞ」

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