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仮面ライダー龍騎【13 people of another】
Part One.
First chapter.
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身する男だ。
油島は眉間にシワを寄せたまま芳樹の隣の席に着席した。
「なんでアンタが隣なんだよ」
「店員が、相席をしろと……」
「あー、混んでますよね。昼食時ですから」
「油島さん、昼休みですか?」
「そうだが……お前らちゃんと授業受けてるのか?」
油島が三人に質問すると三人ともバツが悪そうに顔を背けた。
実はこの三人、モンスターの戦いを最優先し授業中でもお構いなく戦闘へ向かうため、正直単位がヤバイ。
「学生は勉強が第一だぞ。それをお前らは……」
「いや、だって!モンスターが現れてるのに俺らが何にもしないってのは……」
「何のために一時休戦してると思ってるんだ?俺たちは協力してモンスターと戦うんだろ?何故味方を信じない?」
「だって……」
「だってじゃない。俺達は自身の生活がある。それを守りたい。ソレを理解して、自分の願いよりも人を守ることを優先して……」
「すみません、ご注意をどうぞ」
「サバ味噌定食」
「かしこまりました」
ガミガミと説教をされる三人は空気を読めずに入ってきたウェイトレスに感謝した。
「と、ところで油島さんはシザースが亡くなったことは……」
「昨日、日ノ岡に聞いた」
「俺らには今日だったのに!」
「残念でしたー油島さんは特別ですー」
日ノ岡は芳樹をおちょくるように口元を歪めた。
そんな日ノ岡を芳樹がを殴ろうと思った時だった。
キィーン…
「来たか……」
「こんな時に」
「芳樹、勘定頼んだ」
「え!?待てよ、亮平そりゃねぇよ!」
芳樹の制止の言葉を聞かず、三人はファミレスを飛び出して行った。
「……仕方ねぇなぁ……」
芳樹はそう呟くと渋々レジの方へ向かおうとした時だった。
「アンタが、龍騎?」
「!?
なんだ、お前……なんで、そのことを!?ってか、誰だ!?」
帽子を深くかぶった金髪の青年が芳樹に話しかけて来た。年は芳樹より下だろうか。顔がよく見えなくて目元がよくわからない。見えるのは口元だけだ。
「とりあえず、座ってよ」
ポケットに手を突っ込んだ青年が顎で先程まで芳樹達が座っていた席を指す。
芳樹が少し動揺しながら座ると青年も席に腰を下ろした。
──────────…
いっぽう、亮平達は。
「「「変身!!」」」
「よし、行くか……!」
「芳樹、ちゃんと金持ってるかな?」
「まあ、大丈夫でしょ」
油島は仮面ライダーナイトに、亮平は仮面ライダーライアに、日ノ岡は仮面ライダーゾルダに変身し、ミラーワールドでミラーモンスターと戦闘を開始した。まるでクモのようなモンスターを、召喚機、機召銃を持つゾルダが遠方から攻撃をする。
「よし!」
ライアは召喚機である
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