暁 〜小説投稿サイト〜
雲は遠くて
20章 店長・佐野幸夫の誕生会 (3)
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
1歳だから、
わたしより、4つくらい年下なんだけど」

「留美さんって、若いのに、しっかりした人らしいよ。
留美さんが、美容師になったからなのか、
フォレスト(Forest)では、美容院の事業を、
全国展開するらしいから」

「そうなんだぁ、それもすごいね!」

午後の1時10分ころ。

佐野幸夫と真野美果は、森隼人の家の玄関前に()く。

家は、西欧風(せいおうふう)のデザインで、
オレンジ系のシックな色合(いろあ)いの
瓦屋根(かわらやね)に、
明るいベージュの、天然石(てんねんせき)
風合(ふうあ)いの外壁、
落ち着いた雰囲気(ふんいき)玄関(げんかん)であった。

玄関は、車イスの人でも、開閉(かいへい)しやすい、
引戸(ひきど)で、
スロープ(勾配)を(もう)けて、バリアフリー設計になっている。

建築面積は、660平方メートル、200坪で、
敷地面積は、1320平方メートル、400坪であった。

敷地には、森家の住居の北側には、
株式会社 フォレスト(Forest)の本社ビルがあって、
クルマ12台分の駐車場もあった。

「いいなあ、いつか、美果(みか)ちゃんと、
こんな家で、のんびり暮らしたいね!」

「そうね」

佐野幸夫は、玄関のテレビ・ドアホンの
チャイムのボタンを(お)押した。

≪つづく≫
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ