20章 店長・佐野幸夫の誕生会 (1)
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々木高校は、2004年3月には、閉校となった
からであった。
2004年4月からは、代々木高校は、
世田谷区北烏山にある
東京都立・世田谷・泉高等学校として、
統合されて、
自由な、三部制のシステムは、そのまま、引き継がれた。
アクセス(access 交通の便)は、駅からの距離など、
代々木高校の、倍以上はかかったが、
真野美果は、2年生から卒業まで、
世田谷・泉高等学校に通った。
定時制の4年間を、佐野幸夫と 真野美果は、
同じように、勉学と仕事の両立に、悩んだりしながら、
中退も考えたことがあったが、
がんばって、無事に卒業したのだった。
佐野も美果も、芸能事務所に、所属して、
子どものころからの夢の、
タレント活動をつづけながら、
自由な校風の定時制、3部制の高校生活を楽しんだ。
代々木上原駅から、徒歩で5分くらいの、
いまは閉校の代々木高校は、
働きながら、学ぶために設立された、
公立の定時制高校で、一般の人たちに限らず、
交通の便のよいこともあって、
アイドルやタレントにも人気があった。
全国でも珍しい、午前・午後・夜間の
三部制の交替部というのがあって、
都合のよい好きな時間帯を選んで、授業を受けられた。
年齢や経歴などは、自由で、さまざまな生徒が集まり、
芸能人も特別扱いしなかった。
校則はなく、制服もなく、自由な校風であった。
在籍していた女優では、原田美枝子、西川峰子、浅野温子、
藤谷美和子、鈴木蘭々たちがいた。
SPEEDの上原多香子やモーニング娘の飯田圭織も通っていた。
SMAPの中居正広と木村拓哉も在籍していた。
現在、佐野幸夫は、俳優になる夢を 諦めた
わけではないが、
タレントの仕事はやめて、モリカワの社員として、
下北沢の、ライブ・レストラン・ビートの店長をしている。
真野美果は、芸能事務所に所属しながら、
タレントとして、
コツコツと、女優や声優の仕事をしている。
小田急線の 代々木上原駅
南口から、
気をつけて見ると、微妙に、
ゆるやかな勾配の多い道を、5分も歩くと、
森隼人の家がある。
≪つづく≫
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