第十五話:三勢力会談と発熱
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ルが信用できない
「しかしなぜ和平を望むのなら神器を集めていたのだね?」
「そうです、私たちはあなたが戦争の為の準備をしているのだと思って警戒していたのですよ?」
「はは、やっぱそう言う風に思われてたか、残念ながら俺は戦争にはこれっぽっちも興味がないぜ」
「ならなぜ神器を集めているのですか?」
「そいつは俺の趣味のためと――ある組織への備えの為だ」
ある組織?堕天使総督が危険視するほどの組織があるというのか?
「その組織のトップは『無限の龍』のオーフィスだ」
「っ!!?オーフィスだと!!?」
いつもは冷静なサーゼクス様が驚いた表情をする、まあ、無理もない
『無限の龍』と言えばこの世界のトップに君臨する者だ、警戒しないわけがない
「オーフィスとは………それでその組織の名前は分かってるのですか?」
「ああ、その組織は――」
ドガーンッ!!!
アザゼルが組織の名前を言おうとした瞬間凄まじい爆発音が“部室”の方から響いてきた
「これは!!?」
「奴さんめ……始めやがったな」
「これはあなたが先ほど言っていた組織の攻撃ですか?」
「十中八九そうだろう、あいつらは平和が嫌いらしいからな……ヴァーリ、外に出てみろ奴さんがうじゃうじゃいるだろうよ」
「承知した」
苦々しげにそう呟きながら白龍皇のヴァーリに指示を出すアザゼル
……それにしてもどうして部室の方から――
「さっきの音から考えるとリアスちゃん達の部室の方だけど大丈夫?」
「けっ!!大方、『停止世界の邪眼』を暴走さることで護衛を止めてこっちの戦力を削ぐつもりなんだろう」
「なんですって!!?」
アザゼルの言葉を聞くと同時に部長の顔が怒りに染まる……
……でも僕たちが止まっていないということはまだギャスパー君は無事と言うことだ
「お兄様!!今すぐギャスパーとルドガーの救出向かわせてください!!!」
「今すぐ行きなさい……と言いたい所なのだがどうやって行くつもりだい?」
「キャスリングを使ってルドガーと入れ替わります、ルドガーは今、高熱を出しているので戦えないはずです」
「そうかね、しかしリアス一人では心もとない……グレイフィア!!」
「分かりました、今すぐ転移魔法陣を作ります……ですが送れるのは一人までです」
「ちょっと、待ちな」
今すぐにでも向かおうとしている部長をアザゼルがなぜか止める
「何?アザゼル」
いかにもイライラとした表情で部長がアザゼルを睨み付ける
「助けに行くのは賛成だがよ、入れ替わるのはまずいぜ?」
「どういう意味かしら?」
「さっき戦えないって言ってたけどよ、敵がまだギャスパ
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