暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
74話:機動六課設立! 士も動く!?
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あははは、と乾いた声で笑う士。その笑いが照れ隠しなんだろうなと、二人はなんとなく気づいた。
それから数十分、四人は色々な話をした。それぞれの近況やらなのはの訓練やら、時間を忘れるぐらい話し合った。
「そう言えば、なんで副部隊長は急にお昼ご飯なんかを?」
「あぁ、ちょっとこの後体動かすからな。しっかり飯を食わねぇと、体もたねぇんだ」
「でも、昼食ぐらいなら任せても…」
「残念ながら、俺はご飯派なんだ。パンや麺類じゃもたないんだ」
「はぁ…」
その時、ふと士が腕に付けたブレスレットに映る時計に目が行き、あることに気づく。
「おっと、お前ら時間大丈夫か?」
「え?―――あっ、午後の訓練!」
「マズい、遅れちゃうかも!」
「あぁ悪い、食器とかは俺がやるから先に行ってろ」
「「「「は、はい!」」」」
四人は慌てて立ち上がり、走り去っていった。その後ろ姿を見ながら、食器を重ねる。
「…さて、行くか」
士は食器を持ち、キッチンに向かった。
「さて、じゃあこれから第一段階に入っていくわけなんだけど、まだしばらくは個人スキルはやりません。コンビネーションとチームワークが中心ね。四人共それぞれの得意分野をしっかり生かして協力し合おう!」
「「「「はいっ!」」」」
時間は午後へ移り、フォワード四人となのはは海辺の訓練所にきていた。
「個性を生かして能力をフルに活用して、まずは四人チームでの戦いをしっかり身につけよう」
「「「「はいっ!」」」」
「それで、今日の訓練なんだけど……」
なのははそう言うと笑みを浮かべた。その笑みはいつもの優しい笑みではなく、少し裏のある黒い物だ。
その笑みにゾクリと寒気を感じた四人。だがそれを知ってか知らずか笑みを消さないなのは。
「悪い悪い、遅くなった!」
その時、なのはの後ろの方向から声が聞こえた。四人は少し顔を上げると、なのはの後ろにある柵と飛び越えて何かがやってくるのが見えた。
それはなのはの隣に着地すると、ゆっくりと立ち上がる。そこに立ったのは、先程会った自分達の上司―――門寺副部隊長だった。
「ふ、副部隊長!?」
「遅いよ士君」
「だから悪いって言っただろ?反省してるから」
「後悔は?」
「してない」
自信満々に答えた士に、なのはは蹴りを入れる。冗談だよ冗談、と士は笑いながら足を摩る。
その光景に四人は呆気に取られた。それを見た士は四人に近づき、それぞれの肩を叩く。
「そらそら、どうした四人共。元気ねぇな。さっき飯食ったばっかだろ?」
「そ、そうですけど…え、副部隊長がなんでここに…?」
「なんでって、やるからだよ。
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